ASTON MARTIN V8 VANTAGE GT メンテナンス(エンジン整備・テールランプ浸水 修理)になります。
日本では大変珍しいV8 Vantage GTが修理にて入庫いたしました。
こちらのお車は、AMGになる前のV8 Vantageの最終モデルである、N430のアメリカ仕様であり、
お客様がアメリカにお住まいの時に購入し、一緒に日本へ来たという、とても愛着を感じる一台です。
今回は、エンジンチェックランプの点灯と、テールランプ内への浸水とのことで、修理をご依頼いただきました。
チェックエンジンランプの診断です。
まずはアストンマーティン専用テスタにて故障コードの読み取りを行います。
エンジンコンピューターにO2センサーの異常を示すコードの入力がありましたので、
O2センサーの波形を確認し、左バンク上流のO2センサーの故障を確認。
O2センサーの交換をさせていただきました。
テールランプが浸水しているとのことで、修理をさせていただきました。
アストンマーティンのこのタイプのテールランプは、雨漏りするものがあるものの、
内部のLEDなどが損傷していなければ修理が可能ですので、今回も修理にて対応させていただきました。
中に入ってしまった水を抜き、内部を乾かしていきます。
また、この時点で漏れ箇所を特定しシーリングする箇所を確認します。
漏れ箇所のシーリングを行い、テールレンズを復元します。
復元後は点灯状態に異常がないことなど確認します。
最後に、ロードテストを行い、再度アストンマーティン専用テスタにて
異常なコードの再入力がないことを確認。
テールレンズの浸水は、シャワーテストを行い、レンズ内部に水の浸水がないことを確認し、
お客様のもとへお車をお返しさせていただきました。
この度も御依頼いただき誠にありがとうございました。
ASTONMARTIN V8 VANTAGE メンテナンス(12ヵ月点検・エンジン整備・ブレーキ整備・異音修理)になります。
先ずは各部機能チェックを実施。
灯火類などの基本的な機能から、幌の作動など車種特有のチェックを行い、
アストンマーティン専用テスタにて、各モジュールに異常なコードの入力がないかを確認します。
また、ロードテストを行い走行状態の確認も行います。
今回はロードテストにてブレーキの引きずりがあり、整備をさせていただきましたので、その様子もご紹介させていただきます。
エンジンルーム内の点検を行います。
油脂類の量や状態や漏れなどの異常がないかを確認します。
車両をリフトアップし、下廻りの点検を行います。
タイヤやブレーキパッドの状態や残量を確認。
下廻りに緩みがないことを確認し、ブッシュの状態なども点検していきます。
ロードテスト時にブレーキの引きずりがありましたので、
ブレーキキャリパーのオーバーホールを行わせていただきました。
ブレーキキャリパーには多くのゴム部品が使われており、年数が経過すると硬化してしまい、
本来の性能を発揮できなくなってしまいますので、定期的なメンテナンスをおすすめしております。
キャリパー脱着時にはブレーキホースを取り外す必要があるのですが、
旋回時などに回転部などに干渉しないよう、取り付けの角度がシビアに決められております。
弊社では、アストンマーティン専用工具の使用により、
マニュアルに定められた手順での確実な取り付けを行っておりますので、安心してお任せください。
お預かり時のご用命にて
“旋回時に異音がする”
とのことでしたので、診断をさせていただきました。
調べてみると、サイドブレーキキャリパーのボルトの歪みが原因でサイドブレーキパッドが引きずっており、
異音が出てしまっていましたので、サイドブレーキキャリパーの固定ボルトを交換させていただきました。
エンジンオイル・オイルフィルターの交換をさせていただきました。
V8 Vantageはドライサンプ式になりますので、各所からオイルを抜き取ります。
この際、ストレーナーなどを清掃し、サンプワッシャーやOリングなどはアストンマーティン純正品へ交換します。
最後にワイパーリフィールの交換やバッテリーのコンディションなどを整え、最終チェックを実施。
異常がないことを確認しお客様のもとへお車をお返しさせていただきました。
この度は御依頼いただき誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN VANQUISH メンテナンス(12ヵ月点検、エンジン整備、ドライブトレイン整備、電装品取り外し)になります。
先ずは各部機能チェックを実施。
各灯火廻りのチェックからエアコンなどの快適装備の機能チェックなど行い、
アストンマーティン専用テスタにて各モジュールのコードの読み込み実施し異常がないことを確認していきます。
機能チェックをしている際に、タイヤプレッシャーモニターの警告灯の点灯を確認。
調べてみるとホイールについているタイヤプレッシャーセンサーが故障していました。
VANQUISHは日本ではオプションにてこちらのシステムが導入されているのですが、
今回ご入庫いただいたお車は北米市場向けの日本では珍しい車体であり、
北米では標準で装備されています。
お客様に相談したところ、こちらのシステムは不要とのことでしたので、
タイヤプレッシャー関連部品の取り外しをさせていただきました。
また、ただ取り外すだけでは警告灯が点灯してしまうので、警告灯のキャンセルも行わせていただきました。
エンジンルーム内の点検をしていきます。
各油脂類の量や状態、クリーナーなどの清掃を行い、交換が必要な場合はお客様へお伝えします。
ASMフルードが経年により汚れていましたので、交換とエア抜き作業をさせていただきました。
ASMフルードの交換にはアストンマーティン専用テスタを使用し確実に行います。
交換後はシフトフィールがよくなり気持ち良く乗っていただけるお車となりました。
エンジンオイル、オイルフィルター、ブレーキフルードの交換をさせていただきました。
オイルフィルターやドレンボルトなどの消耗部品はアストンマーティン純正品を使用しておりますので、
品質も高く、安心していただけるものとなっております。
タイヤの製造年が2009年と古かった為、山はありましたが交換をさせていただきました。
タイヤは古くなると、ヒビ割れや硬化を起こしグリップ不足や最悪バーストなどを起こす危険があります。
また、硬化してしまうと、ロードノイズも大きくなり、耳障りなドライブとなってしまいますので、
点検や車検時などには、残量だけでなく、製造年も確認し、必要であれば提案をさせていただいております。
各部を清掃し復元していきます。
カラードのキャリパーやホイールの裏側など、普段お客様では中々掃除できない部分も清掃させていただきます。
最後に各部の最終チェックを行い、内装関連部品も取り外していますので、
異音などないかなどもチェックしていきます。
今回はワイパーなど細かい部分も各所リフレッシュをさせていただきましたので、
快適な乗り味のお車となりました。
この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN DB9 メンテナンス(12ヶ月点検・エンジン整備・ドライブトレイン整備)になります。
先ずは各部機能チェックを実施。
アストンマーティン専用テスタにて各モジュールの故障コードの読み取りを行い、
車両をリフトアップし、油脂類の状態や締め付け状態などを確認していきます。
エンジンルーム内を点検しているとシリンダーブロックのバンクの間から水漏れを確認しました。
アストンマーティンの12気筒エンジンでは、
稀にバンク間のメクラプラグの隙間から冷却水が漏れてしまうことがありますので、
その際は、通常ですとメクラプラグの交換をおすすめさせていただいております。
今回は清掃後の漏れてくる量が少なかったこともあり、
お客様と相談し一度漏れ止め剤にて様子をみていただくこととなりました。
エンジンオイルの交換をさせていただきました。
DB9などほとんどの12気筒エンジン搭載のアストンマーティンの場合、
左ハンドルのお車の場合はステアリングコラムシャフトがオイルフィルターのすぐ近くを通っているため、
オイルフィルターの交換時にはアクセスする為に、いくつか別の部品の取り外しが必要となり、
中々一筋縄ではいかない内容となります。
旋回時にデフより異音が出ていましたので、デフオイルの交換をさせていただきました。
ドレンボルトを取り外すと、ドレンボルトには大量の汚れが付着していましたので清掃をします。
デフオイルの交換時にはオイルストレーナも同時に清掃を行い、
デフオイルにはデフの異音に有効な添加剤を添加をおすすめさせていただきました。
デフオイル交換後には異音もなくなりスムーズな乗り心地となりました。
ヘッドライト内のスモールランプバルブ切れとウィンカーバルブの色落ち、
サイドリピーターのレンズの剥がれがありましたので、各部交換をさせていただきました。
DB9も10年以上経過したお車もありますので、経年によりレンズ類の劣化やバルブの色落ちなどあるお車も入庫しますが、
こういった細かい部分がリフレッシュされますと、カチッとした印象のお車となります。
ブレーキフルードを交換させていただき、足廻りの清掃と給油を実施。
各部を復元していきます。
各部最終チェックを行い、アストンマーティン専用テスタにてサービスインターバルのリセットを実施。
お客様の元へお車をお返しさせていただきました。
この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN DB9 メンテナンス(12ヶ月点検・AT整備・ブレーキ整備)になります。
先ずは灯火廻りなど各部機能チェックを実施。
アストンマーティン専用テスタにて各モジュールの故障コードを読み取り、
車種やメーカー特有のウィークポイントなども含めてチェックをしていきます。
アストンマーティンにも特有のウィークポイントがありますので、
給油口の開閉具合や、グローブボックスのダンパーの状態なども点検し、
問題があれば修理をご提案させていただきます。
今回点検させていただいたお車は特に異常はありませんでした。
バッテリーの状態を確認。
バッテリーのテスターにより、電圧だけでなく、負荷を掛けた状態での充電状態や内部容量などを測定します。
今回はやや容量が低下していましたので、充電にて対応させていただきました。
エンジンフードを開け、エンジンルーム内の点検を行います。
その際油脂類の量や状態も確認。
今回はご要望によりオイル交換はしなかったのですが、
エンジンオイル量が少なかった為、補充をさせていただきました。
車両をリフトアップ。アンダーカバーを取り外し、下廻りの点検を行います。
下廻りでは各部に緩みや腐食。オイルの漏れなどがないかを確認していきます。
アンダーカバー取り外し時に、車両の前側よりオイルの漏れを確認。
調べてみるとATクーラーホース取り付け部よりオイルが漏れていました。
今回は、ホースのバンドを増し締めし清掃を実施。
後日再度診させていただくこととなりました。
ブレーキパッドの残量を点検します。
アストンマーティンは4輪全てにパッドの残量が少なくなると警告を点灯させるセンサーが取り付けられているのですが、
一度点灯してしまうと、センサーも交換しなくてはいけない構造となっています。
また、純正パッドは4mm前後から磨剤固定用のピンが出てきてしまいローターを攻撃してしまう為、
向こう1年でこの残量を下回ってしまうと判断した場合には交換をおすすめさせていただいております。
今回はリアブレーキの残量が少なかった為、
当社オリジナルの低ダストブレーキパッドへ交換をさせていただきました。
弊社では低ダストブレーキパッドの他にも、
ストリートからスポーツ走行でもお使いいただけるスポーツブレーキパッドや
富士スピードウェイの耐久レースにて弊社デモカーのV8 Vantageでも使用しているサーキット用のブレーキパッドなど、
用途に合わせたブレーキパッドを各種ご用意しております。
また、DB9やV8 Vantege以外にもRapideなどにも対応しています。
詳細などにきましては、お気軽にお問合せください。
ホイールの裏や、エンジンルーム、下廻りを清掃し車両を復元していきます。
アストンマーティン専用テスタにて故障コードをクリア。
点検時期を知らせるメッセージも点灯していましたので、サービスインターバルのリセットをさせていただきました。
最後に、各部の最終チェックを行いお客様の元へお車をお返しさせていただきました。
この度は、ご依頼いただき誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN VANQUISH メンテナンス(電装系整備、エンジン整備)になります。
バッテリーを新品に交換したが、すぐに上がってしまうとのことでご入庫。
仮のバッテリーを取り付け、早速診断をさせていただきました。
まずは暗電流の測定を行います。
エンジンを停止しドアロックをしている状態でも通常よりも大きな電流が流れていました。
過大電流の発生個所を調べるとオルタネーターのレギュレーターより異常な電流消費を確認。
また、発生電圧も安定しませんでしたので、オルタネーターの不具合と判断。
お客様と相談し、今回はリビルト品のオルタネーターへ交換をさせていただくことになりました。
オルタネーター交換の際、ベルトも傷んでいましたので、
アストンマーティン純正品へ交換をさせていただきました。
また、バッテリーも元々ついていたものは完全に上がってしまい、
使える状態ではありませんでしたので、新品へ交換させていただきました。
今回は弊社でお勧めしているVARTA社のドイツ生産品のAGMバッテリーへ交換。
こちらのバッテリーは品質が高く、高温になるエンジンルーム内や寒冷地などでも安心してお使いになれます。
弊社では、輸入車に対応したサイズの高品質なバッテリーをご用意できますので、お気軽にお問合せください。
今回は併せてエンジンオイルの交換のご用命もいただきましたので、
エンジンオイルとオイルフィルターの交換もさせていただきました。
下廻りを確認させていただきますと、オイルの滲みがみられましたので、
ワコーズ社のパワーシールドを添加させていただきました。
こちらの添加剤はオイルの粘度を上げると共に、劣化して痩せてしまったシールを元の状態に戻す効果があり、
オイル漏れやオイル上がり、オイル下がりに有効な添加剤となっています。
最後に各部を復元し清掃。
発生電圧や暗電流などに異常がないことを確認。
バッテリーを取り外しますと、エンジンやクラッチなどの各種学習値がリセットされてしまいますので、再学習を行いました。
最後にアストンマーティン純正テスタにて故障コードの読み込みとリセットを行い作業完了。
お客様のもとへお車をお返しさせていただきました。
この度はご依頼いただき、誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN V12 VANTAGE S メンテナンス(車検整備)になります。
先ずは各部の機能チェックを実施。
ロードテストの後、アストンマーティン専用テスタにて各モジュールに
異常な故障コードの有無などを確認します。
点検をしているとオイルの滲みを確認。
オイル交換時にワコーズ社のパワーシールドを添加させていただきました。
こちらの添加剤はオイルの粘度を上げると共に、劣化して痩せてしまったシールを元の状態に戻す効果があり、
オイル漏れやオイル上がり、オイル下がりに有効な添加剤となっています。
弊社では、車検点検時だけでなく、通常のオイル交換の際にもおすすめの添加剤やフラッシング剤などを
各種お取り扱いしております。
詳しくはお気軽にお問合せください。
ASMフルードが劣化していましたので、交換とエア抜き作業を行わせていただきました。
ASMフルードの交換にはアストンマーティン専用テスタを使用し、
定められた手順に則り作業を進めます。
ブレーキフルードの交換をさせていただきました。
V12 Vantageは標準でカーボンローターを装備しており、迫力のあるブレーキ廻りとなっています。
ブレーキブリーダーの締め付けは日常的に行う部分ではありますが、重要な部分でもありますので、
きちんとトルクレンチを使用し締め付けを行います。
各部を清掃し復元していきます。
清掃を行うことで、見た目が綺麗になるのはもちろん、
オイル漏れなどある場合、次に入庫していただいた際に、位置の特定をし易くする効果もあります。
各部の最終チェックを行い、お客様へお車をお返しさせていただきました。
この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN V8 VANTAGE メンテナンス(エンジン整備・シートヒーター修理)になります。
前回車検にて入庫していただいた際に、アストンマーティン専用テスタにて診断結果、
吸入空気量関連の故障コードの入力を確認しました。
診断を進め、スロットルバルブの不具合と判断し部品を注文。
今回は部品が入荷した為、再度お預かりし、スロットルバルブの交換作業をさせていただきました。
実作業の前には、お客様の大切なお車に傷を付けない為に、車両の保護をおこないます。
弊社では、アストンマーティン専用工具として設定のある、専用設計のカバーをし作業をしています。
V8 Vantage用の物もご用意しているのですが、作業ではよりボディへの攻撃性の少ないDBS用の物を使用します。
スロットルボディーを取り外し、取り付け面の清掃を行います。
スロットルバルブ、スロットルバルブガスケット共に、アストンマーティン純正の新品へ交換します。
スロットルバルブを取り付け、ハーネス、インテークを組み付けます。
交換後は入力したコードをクリアしロードテストを行い、コードが再入力しないことを確認します。
助手世紀側のシートヒーターが効かないとのことで、診断をさせていただきました。
シートの固定を取り外し、シート下のコネクターを確認すると、ハーネスがコネクターより抜け落ちてしまっていました。
端子を修正し、ハーネス同士を固定し組み付け、シートヒーターの作動に異常がないことを確認しました。
念の為、運転席側のシートヒーターのコネクターも異常がないことを点検し、復元させていただきました。
最後に各部の機能チェックなど最終チェックを行い、お客様のもとへお車をお返しさせていただきました。
この度もご依頼いただき、誠にありがとうございます。
今回は先日行われました、Fuji1 GP 4時間耐久レースの様子を写真を中心にご紹介します。
年明けということもあり、凍てつくような寒さの中、早朝に富士スピードウェイに到着。
到着後すぐに車両と荷物を降ろしパドックの準備を開始しました。
パドックの準備の後は車両の各部のチェックを行い準備を進めます。
予選出走時にギアが入らなくなるというトラブルがありましたが、
アストンマーティン専用テスタにてその場で故障コードを読み出し対応。
前回もミッションのトラブルで走行不能になったということもあり、
ひやひやするシーンとなりましたが、すぐにコースへ復帰することができました。
予選後はグリッドウォークです。
レースクィーンが華を添え参加していただいた皆様と記念撮影などを行い盛り上がりも最高潮に!!
スタート直後、トラブルが発生した車両があり、
急遽ピットからのスタートとなりましたが、レース開始です!!
レース開始後はトラブルもなく順調に周回を重ねていきます。
前大会同様、Stick! Marking Serviceさんのポルシェ Caymanとの2台体制での参戦ですので、
給油のタイミングでバトンをつなぎます。
Caymanも安定した周回を重ね、後半は雨も降る中、
2台とも大きな事故やトラブルなく、無事に4時間を完走することができました。
今回はお陰様で大きなトラブルなく、無事に完走することができましたが、
公道での使用下では何年もかかって発生するような不具合も、
サーキットにて200kmを超えるスピードで過酷に走らせることにより、各部が消耗し、必ず弱いところが故障していきます。
その様な部分を、診断、修理することで、経験値としてデータを積み重ね、
日々ご入庫いただくお客様のお車へフィードバックすることがレースへの参加の目的ですので、
今回も持ち帰った車両の状態を入念にチェックし、日々の業務に役立てさせていただきます。
お陰様でスタッフ共々とても有意義な時間となりました。
寒い中レースに参加しにきて頂いた皆様。協賛、応援していただいた関係各所の皆様。
誠にありがとうございました。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
たくさんのお客様との出逢い支えられ、心より感謝申しあげます。
本年も変わらぬお引き立て、一層のご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
新年のブログは、弊社デモカーのFuji1GPに向けての準備作業の様子を紹介させていただきます。
年が明けいよいよ今週末の12日に富士スピードウェイにてFuji1-GPが行われます。
昨夏の同大会では、弊社デモカーのV8 Vantageはミッションからのオイル漏れにより残念ながら走行不能となってしましました。
お陰様で普段から多くのアストンマーティンを整備させていただいてはいるのですが、
この様な症状で走行不能になった症例がなく、サーキットでの過酷な条件だからこそ起こりえたことと認識し、
これからのお客様のメンテナンスに役立てるべく原因の特定とレースに向けての準備を行いました。
早速ミッションを車体から降ろすと、自動で変速やクラッチの断続を行う為のASMフルードが
大量に漏れミッションが汚れてしまっていました。
漏れ箇所を確認すると、油圧を保持する為のアキュームレーター取り付け部より漏れており、
取り外してみると、Oリングが損傷してしまっていました。
Oリングを交換し、各部を清掃。
ミッションを搭載し、アストンマーティン専用テスタにてASMフルードのエア抜きを行いました。
今回のアキュームレーターからの漏れは過去のお客様のお車での症例はありませんでしたが、
サーキットで過酷使用した事はもちろん、劣化によりこの様なこともあり得るという経験値となりました。
また、レースへ向けてブレーキキャリパーのオーバーホールや油脂類の交換を行いましたので、
そちらの様子もご紹介します。
ブレーキキャリパーのオーバーホールはキャリパーAssyを取り外し行います。
ちなみにこのキャリパーは元々は濃いめのシルバーだったのですが、熱により変色してしまいました。
外観が変色してしまうほどの熱を受けていますので、キャリパーに取り付けられているゴム部品への
影響も大きく、今回はオーバーホールを行いました。
V8 Vantageの中でも10年以上経過しているお車もありますので、使用状況などにもよりますが、
その様なお車は一度オーバーホールをすることをおすすめします。
また、ブレーキホース組付け時にはホースの取り付け角度が決められており、
ホース組付け時に使用する専用工具がアストンマーティンより設定されております。
弊社ではその様な専用工具もアストンマーティン純正のものを使用し
正規の手順と方法で組み付けておりますので、安心してお任せください。
エンジンオイル・オイルフィルターの交換を行いました。
ドライサンプエンジンの為、複数個所からオイルを抜き交換を行います。
ミッションオイル、ブレーキフルードの交換です。
ミッションオイル交換時にはストレーナーが取り付けられていますので、
ストレーナーとマグネット付きのドレンボルトを清掃します。
ドレンワッシャーなどの交換部品はアストンマーティン純正品を使用し交換しています。
過去の走行で、ABSセンサー廻りの汚れによる誤信号の入力がありましたので、
ABSセンサー廻りの確認と清掃を行いました。
現在も週末に向け準備の最中ではありますが、車両をレースで走らせることで、
良い意味で車を壊し、お客様へのフィードバックをすることが最大の目的です。
週末は全力で走らせて参りますので、応援の程よろしくお願いします!!