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ポルシェ 911 GT3RS (997) 12ヵ月点検整備

ポルシェ 911 GT3RS (997) 12ヵ月点検整備になります。

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先ずは各部機能チェックを実施。
エアコンやパワーウィンドウなど、普段お客様がお使いになる機能が正常に作動することを確認していきます。
また、ポルシェ純正テスタにて各モジュールに異常なコード入力がないことを点検します。

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ブレーキフルードやパワーステアリングフルード、冷却水など各油脂類の量や状態を確認。
目視だけでなく、専用の測定器にて確実な良否判定を行っております。

次に車両をリフトアップしタイヤを取り外します。
タイヤ・ブレーキの残量、下周りのブッシュやブーツの状態に異常がないことを確認していきます。

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エンジンオイルとオイルフィルターの交換のご用命をいただきましたので、交換をさせていただきました。
オイル交換時にはワコーズ社の”スーパーフォアビークル”を添加させていただきました。
こちらの添加剤を添加することにより、油膜が強化されフリクションが低減。
エンジン内部の保護ができるのと同時に、ノイズも減りエンジンのメカニカルノイズが減りますので、
気持ちの良いエンジンフィールとなり、大変おすすめの添加剤となっております。

ポルシェを含む最近のお車には物理的なオイルレベルゲージがなく、オイルレベルセンサーにてオイル量を測定しますので、
きっちりとレベルを合わせ、オイル交換作業完了となりました。

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エアコンフィルターが汚れていましたので、エアコンフィルターの交換をさせていただきました。
ワイパーやエアコンフィルターは、直接の走りには影響しないのですが、
メンテナンスを怠ると拭きムラや悪臭などの原因となり快適なドライブができなくなってしまいますので、
定期的なメンテナンスがおすすめです。

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最後に、メーター内に点検時期を知らせるサービスインターバルをリセット。
各整備箇所を再度確認しながら各部を復元し、バッテリーなど、
お車のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。

ASTON MARTIN Rapide S メンテナンス 12ヵ月点検・タイヤ交換・ブレーキ鳴き修理

ASTON MARTIN Rapide S メンテナンス 12ヵ月点検・タイヤ交換・ブレーキ鳴き修理になります。


お客様より12ヵ月点検のご依頼をいただきました。
先ずは各部機能チェックを実施。
普段お客様がお使いになる灯火廻りやエアコン、窓の作動などに異常がないことを確認します。
また、アストンマーティン純正テスタにて各モジュール内に異常なコードの入力がないかを点検します。

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以前ご入庫いただいた際に、近々タイヤの交換も検討しているとのことでしたので、
お客様におすすめのタイヤをご提案させていただきました。

弊社では、大径ホイールにも対応したチェンジャーを備えておりますので、
スーパーカーやラグジュアリーカーなどのタイヤ交換も安心してお任せ下さい。

交換後は、静寂性やグリップ感もよくなり、安心感のある乗り味となりました。

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ブレーキ鳴きがするとのことで、鳴き止め施工のご用命をいただきました。
ロードテストを行うと、低速で小さく鳴くことを確認しました。

前後のブレーキパッドを取り外し、キャリパー各部を清掃と給油を実施。
ブレーキパッドは鳴き止め加工を施工させていただき、再度組付けさせていただきました。

施工後は、鳴きは起きず快適なお車となりました。

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12ヵ月点検でのご入庫でしたので、通常の点検も実施させていただきました。
各油脂類の量やレベル、状態を点検しましたが、
エンジンオイルは前回交換より、距離も時間も超過しておらず、
ブレーキフルードも吸湿度合を測定したところ問題ありませんでしたので、
お客様へ今回は交換不要の状態であることをお伝えさせていただきました。

また、エアコンフィルターは汚れてしまっており、
ワイパーブレードも拭きムラが出てきていましたので、交換をさせていただきました。

エアコンフィルターやワイパーは直接走りに影響する部品ではありませんが、
交換することで、気持ちよくドライブしていただけるお車となる為、
定期的なメンテナンスをおすすめさせていただいております。

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最後に各整備箇所を清掃しながら異常がないことを確認。
メーター内に点検時期を知らせるサービスインターバルを純正テスタにてリセット。
バッテリーを充電しお車のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。

ポルシェ 911 カブリオレ (991) マフラー交換・オイル交換

ポルシェ 911 カブリオレ (991) マフラー交換・オイル交換になります。


お客様よりパワークラフト社製のハイブリットエキゾーストマフラーシステムへの交換のご依頼をいただきましたので、
オーダーをさせていただき交換作業をさせていただきました。

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早速純正マフラーを取り外していきます。
マフラー交換時には、一部エンジンのマウントを緩める必要がありますので、
エンジンを支えて作業する必要があります。

パワークラフト製のマフラーは非常につくりがよく、溶接部の状態やフィッティングも良いのでおすすめとなります。
また、マフラー取り付け時にはリモコンにて開閉可能なバルブもセットとなる為、
その時の気分に合わせて静かにお乗りいただくことも可能です。

取り付け後は、非常に良い音のエキゾーストノートとなり、お客様にも大変喜んでいただけました。

弊社では、各種ブランドのカスタムパーツの取り扱いもございますので、お気軽にご相談下さい。

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また、併せてオイル交換のご依頼もいただきましたので、オイル交換をさせていただきました。
今回は、前回のオイル交換より距離がそこまで進んでおりませんでしたので、
お客様と相談し、オイルフィルターは今回交換せず、オイルのみの交換をさせていただきました。

オイル交換後は、オイルレベルを測定し、既定のレベルに合わせ作業完了となりました。

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最後に、各整備箇所を再度確認し、お客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度もご依頼いただき、誠にありがとうございました。

ASTON MARTIN V8 Vantage S クラッチ交換・ホイール修理

ASTON MARTIN V8 Vantage S クラッチ交換・ホイール修理になります。


以前、オイル交換にてご入庫いただいた際にクラッチの作動に違和感があるとのことで、
アストンマーティン純正テスタにてクラッチの摩耗状態を確認。
クラッチの摩耗が進み、交換時期となっておりましたので、
お客様に状況をお伝えしクラッチの交換をおすすめさせていただきました。

その後部品が揃い、今回再度入庫していただきクラッチ交換作業をさせていただきましたので、その様子をご紹介します。

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早速車両をリフトアップし作業を開始します。
同じV8 Vantageでも6速ミッションと7速ミッションがあり、
ドライブシャフトの構造や触媒のレイアウトが違う為作業工程も変わります。
マフラーや足回りなどの周辺部品を順に取り外していき、トランスアクスルを降ろします。
7速ミッションの場合、ミッションを降ろす際にミッションオイルも抜き取る必要があり、ミッションオイルも同時交換となります。

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トランスアクスルを降ろした後は、プロペラシャフトとトルクチューブの取り外しとなります。
プロペラシャフトはカーボンプロペラシャフトとなり、
とても軽くアストンマーティンがスーパーカーであることを実感する瞬間でもあります。

この際に油圧によりクラッチを断続する為のスレーブシリンダーを新品へ交換します。
こちらの部品はクラッチを切る機能とクラッチの位置を認識するポジションセンサーが一体となっておりますので、
クラッチ交換時に同時に交換をおすすめしている部品の一つとなります。

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今回のメインであるクラッチ関連部品を交換していきます。
クラッチプレートはもちろん、クラッチカバーやフライホイールなど一式を交換します。
クラッチプレートは、見た目ではまだ使えそうなのですが、大体このくらいの状態で摩耗限度となる印象です。
※V8 Vantageの場合摩耗限度の数値を超えると走行できないような制御となり車両を保護する為に走行不能となります。

クラッチ関連部品の組付けは、ボルトなどを含め全てアストンマーティン純正の新品を使用し、
既定のトルクにて組付けていきます。

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劣化によりASMホースにもヒビ割れしてしまっておりましたので交換をさせていただきました。
交換の際は純正品はヒビが入りやすい為、弊社オリジナルのホースに交換をさせていただきました。
こちらは点検や車検の際にもヒビがあり交換させていただくことが増えてている部品でもあります。
ホースから漏れてしまうと走行不能となってしまう為、ヒビが出てきた場合は早めの交換がおすすめとなります。

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取り外した部品を清掃しながら組付け。
再使用できないガスケットなどは新品に交換しながら復元します。

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クラッチ交換後は、純正テスタを使用し、ASMフルードの確実なエア抜き作業を実施。
クラッチ学習値のリセット等行い、異常がないことを確認します。

また、アストンマーティンはフライホイールの回転を検出しエンジンの学習値として利用しておりますので、
フライホイールなどの回転物を交換した場合は再学習が必須となります。
こちらは、一度学習値の消去後、学習プロセスを行い再学習をさせていただきクラッチ交換作業完了となりました。

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また、ホイールのガリ傷修理のご依頼もいただきましたので、修理をさせていただきました。
弊社では塗装のホイールはもちろん、ダイヤモンドカットの修理も承っておりますのでお気軽にご相談下さい。

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最後に各整備箇所を再度確認し、お客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度もご依頼いただき、誠にありがとうございました。

ASTON MARTIN V8 Vantage チェックランプ 点灯 診断・修理 (DSC警告)・風切り音 修理

ASTON MARTIN V8 Vantage チェックランプ 点灯 診断・修理 (DSC警告)・風切り音 修理になります。

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お客様よりDSCの警告灯が点灯し、メーター内にメッセージが出ているとのことで、修理のご依頼をいただきました。
お車を確認すると、、、
“DSC ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”
“トラクションコントロール イチジ オフ”
というメッセージが交互に表示されており、DSCの異常を示す警告灯も点灯してしまっていました。

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早速アストンマーティン純正テスタにて故障コードを読み取ると、ブレーキのモジュールにステアリングの角度や車両の姿勢を検知するセンサーとの異常を示すコードが入力されていました。

純正テスタ内の各センサーの値をリアルタイムに読み込む機能を使用し、ステアリングの角度と車両の姿勢を検知するセンサーの値を確認。
ステアリングアングルは正常に読み取れていたのですが、車両の姿勢を検知するヨーレートセンサーはとても低い数値で固定されてしまっていることがわかりました。

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センターコンソール周りを分解し、ヨーレートセンサーの取り付け状態を確認。
センサーを取り外し、コネクターのピンの状態や配線の抵抗値などを測定し問題がないことを確認し復元しました。

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復元後、ボディー関連のモジュールを一度全てリセットし、再学習を実施。
実施後はセンサーの出力値も正常に戻り、メーター内の警告も点灯しなくなりDSC警告の修理完了となりました。

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また、走行中に風切り音がするということで修理のご用命をいただいておりましたので、
ロードテストを行い現象を確認。
左の窓の高さが低いことで、ボディーとの隙間ができてしまっており、風切り音が発生していることがわかりましたので、
窓の高さを調整させていただき、風切り音も改善され快適にドライブしていただけるお車となりました。

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最後にバッテリーの充電などお車のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。

ASTON MARTIN VANQUISH ASMフルード漏れ修理・クラッチ交換・クーラントホース交換・エンジンオイル交換

ASTON MARTIN VANQUISH ASMフルード漏れ修理・クラッチ交換・クーラントホース交換・エンジンオイル交換になります。

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以前入庫した際に、クーラントホースの劣化があり、部品をお待ちいただいており、
部品が入荷しましたので、ご入庫いただきました。

お車を工場に入れ早速作業をしようとしたところ、床に液体が漏れていることが判明。
リフトアップし、漏れ箇所を特定するとエンジンとミッションの継ぎ目からASMフルードが漏れ出てきておりました。

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早速フルードのタンクを確認すると、ほとんど空の状態となっておりましたので、
お客様へ状況をお伝えし、ミッションを降ろし漏れ箇所を特定させていただくこととなりました。

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マフラーやプロペラシャフトなどを取り外し、ミッションを降ろします。
降ろしたミッションは漏れ出たASMフルードにより普段よりも汚れてしまっていました。

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ミッションを車両から降ろした状態で作動させることのできる、アストンマーティン純正の専用ツールを使用し、
車載状態を再現し漏れ箇所を特定していきます。

ASMフルードを補充し、クラッチを作動させた瞬間、スレーブシリンダーの後のブリードホースよりフルードが漏れでてきました。
状況をお客様へ説明し、ホースの交換を実施。
しかし、このホースには品番設定がなく、調達に時間が掛かってしまいましたが、
なんとか入手し、原因となっていたブリードホースを交換することができました。

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ミッションを降ろしたということもあり、各部を清掃し、
クラッチ関連部品も一式新品を交換させていただきました。

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VANQUISHの場合、ミッションを降ろした状態で、
ハーネスや油圧ホースを延長し、シフトアクチュエーターの位置を調整していきます。
調整が完了すると、ギアの入りが良くなり、スムーズなシフト作動となりました。

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車両側に部品を組付けミッションを搭載。
各部の締め付けトルクなどは、すべてアストンマーティンの定める規定トルクで締め付けていきます。

ミッション搭載後は、ASMフルードのエア抜き等行い、クラッチミート位置の学習を行いロードテスト。
異常なく、滑らかに走行できることを確認し、ASMフルード漏れ修理の作業完了となりました。

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元々ご依頼頂いていた冷却水ホースを交換させていただきました。
長年取り付けられていたホースは大きく膨らみ今にも破裂しそうな状態となっていました。

交換後は安心して乗っていただけるお車となりました。

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その他オイル交換もご依頼いただきましたので、交換させていただき、
最後に各整備箇所を再度確認。バッテリーの充電など、お車のコンディションを整えさせていただき、
お車をお客様の元へお返しさせていただきました。

この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。

フェラーリ 360 スパイダー F1 リバース入らない時がある 診断・修理(クラッチ交換)

フェラーリ 360 スパイダー F1 リバース入らない時がある 診断・修理(クラッチ交換)になります。

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お客様よりリバースに入らずバックできない時があるとのことで修理のご依頼をいただきました。
お車をお預かりしたあと、何度も試してみたものの症状は出ず、
テスタにて診断してもこれといった故障は検出されませんでした。

しかし、F1マチックの場合、クラッチが摩耗してくるとリバースに入らない症状が出るものがあるので、
テスタにてクラッチ残量を確認すると56%となっていました。(写真赤枠)
50%となるとまだ、半分くらいというイメージなのですが、60%でも交換が必要な状態のものもありますので、
お客様へクラッチ交換をおすすめさせていただき、承認いただきましたので部品を注文しました。

部品待ちの間もお預かりさせていただいておりましたので、
何度か試していると、リバースに入らない症状が頻発するタイミングもあり、
その日のコンディションによるという状態であることを確認することができました。

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また部品待ちの間に、幌を動かす左右のシリンダーからのオイル漏れを確認しましたので、
シリンダーを取り外しオーバーホールをさせていただきました。
オーバーホール後はエア抜き作業を行い、オイル漏れも治り、スムーズな幌の開閉作動となりました。

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クラッチ関連部品が揃いましたので、クラッチ交換作業を進めていきます。
クラッチ交換をするには、ミッションを取り外すのですが、
その為には、周辺のサブフレームやマフラーなどを取り外す必要がありますので、
順々に部品を取り外していき、ミッションを取り外すとクラッチが見えてきます。

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エンジン側に取り付ける”フライホイール・クラッチカバー・クラッチプレート”
などのクラッチ関連部品を交換していきます。
クラッチプレートはツルツルという状態ではなかったのですが、
シングルプレートの2ペダルミッション(Vanquishなど)の場合、
この様な摩耗状態で不具合が出はじめますので、交換時期ということになります。

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また、このタイミングでミッションのインプットシャフトを保持するための
パイロットベアリングも交換します。

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次にミッション側に取り付ける”スレーブシリンダー・クラッチポジションセンサー・テンションスプリング”
などを取り外し、清掃しながら新品を組付けていきます。
スレーブシリンダー本体はフェラーリ専用工具を使用しての脱着が必要となります。
弊社では必要な専用工具など各種取り揃えておりますので、安心してお任せいただければと思います。

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部品交換後は各部清掃しながら復元。
ミッション関連のエア抜きやクラッチのリセットを行いロードテストにて異常がないことを確認します。
クラッチ交換作業完了後は変速だけでなく、リバースに入らない不具合が出ないことを何度も確認し、
症状が出ないことを確認し、不具合の修理完了となりました。

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クラッチ交換作業後はドライブレコーダーの取り付けもご依頼いただきましたので取り付けを実施。
弊社ではユピテルの指定店となっており、最新モデルはもちろん、指定店モデルもご用意しております。
前後タイプや360度タイプ、駐車監視機能付きなど、ご希望の機能がありましたら、お気軽にお申しつけください。

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最後に各整備箇所を再度確認し、バッテリー充電など
お車のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。

ASTON MARTIN Virage チェックエンジンランプ 点灯 診断・修理

ASTON MARTIN Virage チェックエンジンランプ 点灯 診断・修理になります。

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お客様より、メーター上に「ハイキシステム ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ」という表示が出ており、
エンジンのマークの警告灯が点灯しているということで、修理のご依頼をいただきました。

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早速アストンマーティン純正テスタにて診断を実施。
故障コードとしては右バンク前側の下流O2センサーの不具合というコードが入力していました。
O2センサーの不具合ということで、出力波形を確認すると、該当箇所だけでなく、
全てのO2センサーの値がレスポンスが悪く、良い状態とはいえないことがわかりました。
お客様へ状況をお伝えし、全てのO2センサー(8つ)の交換にてご案内をさせていただきました。

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お客様より承諾をいただきましたので、O2センサーの交換作業を実施させていただきました。
弊社ではO2センサーやイグニッションコイルなど、アストンマーティンならではの不具合が出やすい部品は、
在庫をするよう心掛けておりますので、本国からの入荷を待つことなく、修理作業が行えることもあります。

O2センサー交換後は、アストンマーティン純正テスターにて改めて波形を確認。
波形は正常となり、ロードテスト後も故障コードリセット後も再入力はありませんでしたので、
修理完了となりました。

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また、お客様がバッテリーの状態も気になるとのことでしたので、
バッテリーテスターにて状態を診させていただきました。
今回バッテリーは問題ありませんでしたので、状態をお客様へお伝えし、
ご納車までの時間は充電をさせていただき、お客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度もご依頼いただき、誠にありがとうございました。

TVR サガリス メンテナンス(オイル漏れ修理・冷却水漏れ修理・ブロア回らない修理・消耗品交換)

TVR サガリス メンテナンス(オイル漏れ修理・冷却水漏れ修理・ブロア回らない修理・消耗品交換)になります。


お客様より、オイル漏れや冷却水漏れなど、気になる不具合があるとのことで、修理のご依頼をいただきました。

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オイル漏れ箇所を点検すると、ドライサンプの為のオイルタンクがあり、
オイルタンクとエンジンを繋ぐホースよりオイル漏れを確認しました。
取り付けのネジを増し締めしましたが、改善しませんでしたので、お客様へ状況をお伝えし、
ホースの交換をさせていただくこととなりました。

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本国より純正のオイルホースが届いたので交換をさせていただきました。
交換時には、オイルを抜く必要がありますので、同時にオイルとオイルフィルターを交換させていただきました。
オイルフィルターはインレットマニホールドを取り外しての交換が必要になります。

ホース交換後はオイル漏れは改善され、エンジンオイルも交換させていただきましたので、
滑らかなエンジンフィールのお車となりました。

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次に冷却水漏れの修理になります。
冷却系統に加圧テスターを取り付け、加圧すると複数個所からの冷却水漏れを確認。
ほとんどはバンドの増し締めなどで漏れは止まったのですが、ヒーターコア周辺からの漏れがありました。
お客様へお伝えし、コーキングにて固定されているヒーターコアハウジングを取り外し確認をさせていただくと、
ヒーターコア本体より漏れがあったため、部品を注文させていただきました。

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こちらも本国より純正品が届きましたので、ハウジングからヒーターコアを取り外し交換させていただきました。
ボディーへの取り付けは、耐熱のコーキング剤にて取り付けさせていただき、
見た目も性能も違和感のない仕上がりとなりました。

交換後、加圧テストにて各所漏れがないことを確認し、冷却水漏れの修理完了となりました。

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エアコンの作動を確認していると、ブロアファンが回っておらず、風が出ない状態になっていましたので、
ブロアファンの診断をさせていただきました。

ブロアファンの電源などをみていると、ファンを制御するモジュールからの出力がなく、
接続部のコネクターを点検すると一部接触不良が発生しておりましたので、
清掃と接点復活剤を塗布。
作業後は、ブロアが確実に作動するようになりました。

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また、エアコンガスの入れ替えもご要望いただきましたので、TEXAの780Rを使用し、
エアコン配管内部のクリーニングとエアコンガスの充填をさせていただきました。
こちらの機材を使用することにより、エアコン内部の不純物を取り除くことができ、
さらに設定した規定量のガスを充填することができるので、エアコンシステムの負担を減らすことができます。

エアコンは夏だけでなく、冬でも窓の曇り取りなど取り除くのに使用していますので、定期的なメンテナンスがおすすめです。

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その他、お客様より、スパークプラグやワイパー、タイヤなどの消耗品の交換や、
ウォッシャーや光軸の手直しをさせていただきました。

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最後に各部整備箇所を清掃しながら確認。
バッテリーの充電など、各部コンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。

BMW 320d F31 ブレーキ警告点灯 修理

BMW 320d F31 ブレーキ警告点灯 修理になります。

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お客様よりブレーキパッド交換時期を知らせるメッセージが表示されているということで、
ブレーキパッドの点検のご依頼をいただきました。

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ブレーキ周りの点検をさせていただくと、前後共にブレーキパッドの摩耗が進んでおり、
リアパッドは摩耗限度を超えてしまい、ローターに傷が入ってしまっている状態となっていました。

状況をお客様へお伝えし、前後のブレーキパッドとローター、センサーの交換をさせていただくこととなりました。
また、パッドだけでなくローターの交換も必要となり部品代が嵩む為、
お客様と相談し、今回の整備に使用する部品は純正品ではなく社外品を使用することで、
純正品よりも費用を抑えて作業をさせていただきました。
弊社では、純正品だけでなく、各種社外ブランドのお取り扱いもありますので、整備の際はお気軽にご相談ください。

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先ずはフロントブレーキ周りの分解を行っていきます。
リアに比べると摩耗は少ないのですが、ブレーキパッドも少なく、
ローターも耳が出てしまっている状態でした。

組付け時には、バックプレートなど足回りを清掃し、各部給油しながら組付けさせていただきました。

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リアも同様にブレーキローターとパッドを交換していきます。
リアはサイドブレーキがインナードラムのタイプとなっておりますので、
サイドブレーキ周りの清掃と給油も行い組付けさせていただきました。

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最後に前後のブレーキパッドセンサーを新品へ交換。
ブレーキパッド交換時期を知らせる距離をリセットし、ロードテストにて異音などないことを確認し、
お客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。