- 2020.03.11
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本日のブログは最近お問い合わせの多い、お車の回送サービスに関するお知らせです。

弊社では、販売した車両の納車や、整備でご入庫のお客様のお車の、
自社積載車による回送サービスを行っております。

故障により自走が困難な場合など、お客様がご加入いただいている、
自動車保険のロードサービスにも対応しております。
出先などでのトラブルの際も、直接弊社スタッフがお客様の元へお伺いさせていただきますので、
安心してお任せいただければと思います。

遠方へのお引き取りなど、回送サービスに関する詳細のお問い合わせは、弊社までご連絡ください。
ランボルギーニ ガヤルド 故障診断 (フロントリフター診断)になります。

常時メーター内にリフター警告灯が点滅しリフターが作動できないとのことで診断を開始します。



車高調整はパワーステアリングの油圧系統と共有している構造ですので、
パワーステアリングタンクからショックアブソーバーまでを点検します。
オイルタンクからポンプまでのホースに滲みはみられたものの、
油量も適量。特に異常はありませんでした。





こちらの車種の比較的よくある不具合として、
パワーステアリングポンプのシャフトの損傷がありますので、
ポンプを取り外してシャフトの状態を確認しましたが、損傷はありませんでした。



次に車高の上げ下げを行うバルブブロックの点検を行いました。
バルブブロックには2つのソレノイドバルブが付いており、動きを制御しているのですが、
ひとつのソレノイドバルブの端子が腐食していましたので清掃。
清掃後も特に作動はかわらず、ソレノイドバルブの抵抗値など測定しましたが異常なし。
単体で作動をさせると、作動音はするものの、作動した時の音の質が違いましたので、
バルブ単体を取り外して確認することにしました。



単体で作動を確認すると片方のバルブはコイルは作動するものの、
バルブ自体は伸びた状態で固着してしまい動かなくなってしまっていまいた。
その為、油路の切り替えができない状態になりリフターの作動ができないと判断しました。


今回は診断メインの御依頼でしたので、修理はせず不具合部品の特定と
修理した場合のお見積をお伝えし、各部の清掃をし車両を復元。
お客様の元へお車をお返しさせていただきました。
この度は御依頼いただき、誠にありがとうございました。