ASTON MARTIN V8 Vantage チェックランプ 点灯 診断・修理 (DSC警告)・風切り音 修理になります。
お客様よりDSCの警告灯が点灯し、メーター内にメッセージが出ているとのことで、修理のご依頼をいただきました。
お車を確認すると、、、
“DSC ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”
“トラクションコントロール イチジ オフ”
というメッセージが交互に表示されており、DSCの異常を示す警告灯も点灯してしまっていました。
早速アストンマーティン純正テスタにて故障コードを読み取ると、ブレーキのモジュールにステアリングの角度や車両の姿勢を検知するセンサーとの異常を示すコードが入力されていました。
純正テスタ内の各センサーの値をリアルタイムに読み込む機能を使用し、ステアリングの角度と車両の姿勢を検知するセンサーの値を確認。
ステアリングアングルは正常に読み取れていたのですが、車両の姿勢を検知するヨーレートセンサーはとても低い数値で固定されてしまっていることがわかりました。
センターコンソール周りを分解し、ヨーレートセンサーの取り付け状態を確認。
センサーを取り外し、コネクターのピンの状態や配線の抵抗値などを測定し問題がないことを確認し復元しました。
復元後、ボディー関連のモジュールを一度全てリセットし、再学習を実施。
実施後はセンサーの出力値も正常に戻り、メーター内の警告も点灯しなくなりDSC警告の修理完了となりました。
また、走行中に風切り音がするということで修理のご用命をいただいておりましたので、
ロードテストを行い現象を確認。
左の窓の高さが低いことで、ボディーとの隙間ができてしまっており、風切り音が発生していることがわかりましたので、
窓の高さを調整させていただき、風切り音も改善され快適にドライブしていただけるお車となりました。
最後にバッテリーの充電などお車のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。
この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN VANQUISH ASMフルード漏れ修理・クラッチ交換・クーラントホース交換・エンジンオイル交換になります。
以前入庫した際に、クーラントホースの劣化があり、部品をお待ちいただいており、
部品が入荷しましたので、ご入庫いただきました。
お車を工場に入れ早速作業をしようとしたところ、床に液体が漏れていることが判明。
リフトアップし、漏れ箇所を特定するとエンジンとミッションの継ぎ目からASMフルードが漏れ出てきておりました。
早速フルードのタンクを確認すると、ほとんど空の状態となっておりましたので、
お客様へ状況をお伝えし、ミッションを降ろし漏れ箇所を特定させていただくこととなりました。
マフラーやプロペラシャフトなどを取り外し、ミッションを降ろします。
降ろしたミッションは漏れ出たASMフルードにより普段よりも汚れてしまっていました。
ミッションを車両から降ろした状態で作動させることのできる、アストンマーティン純正の専用ツールを使用し、
車載状態を再現し漏れ箇所を特定していきます。
ASMフルードを補充し、クラッチを作動させた瞬間、スレーブシリンダーの後のブリードホースよりフルードが漏れでてきました。
状況をお客様へ説明し、ホースの交換を実施。
しかし、このホースには品番設定がなく、調達に時間が掛かってしまいましたが、
なんとか入手し、原因となっていたブリードホースを交換することができました。
ミッションを降ろしたということもあり、各部を清掃し、
クラッチ関連部品も一式新品を交換させていただきました。
VANQUISHの場合、ミッションを降ろした状態で、
ハーネスや油圧ホースを延長し、シフトアクチュエーターの位置を調整していきます。
調整が完了すると、ギアの入りが良くなり、スムーズなシフト作動となりました。
車両側に部品を組付けミッションを搭載。
各部の締め付けトルクなどは、すべてアストンマーティンの定める規定トルクで締め付けていきます。
ミッション搭載後は、ASMフルードのエア抜き等行い、クラッチミート位置の学習を行いロードテスト。
異常なく、滑らかに走行できることを確認し、ASMフルード漏れ修理の作業完了となりました。
元々ご依頼頂いていた冷却水ホースを交換させていただきました。
長年取り付けられていたホースは大きく膨らみ今にも破裂しそうな状態となっていました。
交換後は安心して乗っていただけるお車となりました。
その他オイル交換もご依頼いただきましたので、交換させていただき、
最後に各整備箇所を再度確認。バッテリーの充電など、お車のコンディションを整えさせていただき、
お車をお客様の元へお返しさせていただきました。
この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。
フェラーリ 360 スパイダー F1 リバース入らない時がある 診断・修理(クラッチ交換)になります。
お客様よりリバースに入らずバックできない時があるとのことで修理のご依頼をいただきました。
お車をお預かりしたあと、何度も試してみたものの症状は出ず、
テスタにて診断してもこれといった故障は検出されませんでした。
しかし、F1マチックの場合、クラッチが摩耗してくるとリバースに入らない症状が出るものがあるので、
テスタにてクラッチ残量を確認すると56%となっていました。(写真赤枠)
50%となるとまだ、半分くらいというイメージなのですが、60%でも交換が必要な状態のものもありますので、
お客様へクラッチ交換をおすすめさせていただき、承認いただきましたので部品を注文しました。
部品待ちの間もお預かりさせていただいておりましたので、
何度か試していると、リバースに入らない症状が頻発するタイミングもあり、
その日のコンディションによるという状態であることを確認することができました。
また部品待ちの間に、幌を動かす左右のシリンダーからのオイル漏れを確認しましたので、
シリンダーを取り外しオーバーホールをさせていただきました。
オーバーホール後はエア抜き作業を行い、オイル漏れも治り、スムーズな幌の開閉作動となりました。
クラッチ関連部品が揃いましたので、クラッチ交換作業を進めていきます。
クラッチ交換をするには、ミッションを取り外すのですが、
その為には、周辺のサブフレームやマフラーなどを取り外す必要がありますので、
順々に部品を取り外していき、ミッションを取り外すとクラッチが見えてきます。
エンジン側に取り付ける”フライホイール・クラッチカバー・クラッチプレート”
などのクラッチ関連部品を交換していきます。
クラッチプレートはツルツルという状態ではなかったのですが、
シングルプレートの2ペダルミッション(Vanquishなど)の場合、
この様な摩耗状態で不具合が出はじめますので、交換時期ということになります。
また、このタイミングでミッションのインプットシャフトを保持するための
パイロットベアリングも交換します。
次にミッション側に取り付ける”スレーブシリンダー・クラッチポジションセンサー・テンションスプリング”
などを取り外し、清掃しながら新品を組付けていきます。
スレーブシリンダー本体はフェラーリ専用工具を使用しての脱着が必要となります。
弊社では必要な専用工具など各種取り揃えておりますので、安心してお任せいただければと思います。
部品交換後は各部清掃しながら復元。
ミッション関連のエア抜きやクラッチのリセットを行いロードテストにて異常がないことを確認します。
クラッチ交換作業完了後は変速だけでなく、リバースに入らない不具合が出ないことを何度も確認し、
症状が出ないことを確認し、不具合の修理完了となりました。
クラッチ交換作業後はドライブレコーダーの取り付けもご依頼いただきましたので取り付けを実施。
弊社ではユピテルの指定店となっており、最新モデルはもちろん、指定店モデルもご用意しております。
前後タイプや360度タイプ、駐車監視機能付きなど、ご希望の機能がありましたら、お気軽にお申しつけください。
最後に各整備箇所を再度確認し、バッテリー充電など
お車のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。
この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。