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ポルシェ 911(997) エンジンオイル交換・タイヤ交換・ステアリングディスプレイ コーディング

ポルシェ 911(997) エンジンオイル交換・タイヤ交換・ステアリングディスプレイ コーディングになります。


お客様よりエンジンオイルの交換とタイヤ交換、ステアリングのディスプレイが点灯しないとのことで、コーディングの依頼をいただきました。

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まずはステアリングディスプレイの作動を確認。
スポーツモードにしてもディスプレイは点灯しませんでしたので、
車両設定を確認させていただくと、ディスプレイの機能はない状態(非装着)に設定されていました。

元々ディスプレイ付きのステアリングは純正で設定があるのですが、
オプション設定となる為、ステアリングを交換するだけではディスプレイの機能は使用できません。
今回は、ポルシェ純正テスタにてステアリングディスプレイの設定を変更させていただき、
変更後はモード切替に対応した表示がされるようになりました。

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エンジンオイルの交換をさせていただきました。
エンジンオイルにはワコーズ社のS-FVを添加。
こちらの添加剤は、エンジンオイルの油膜を強化しエンジン内部を保護する性能の向上と、
汚れを取り込む性能をアップすることで、エンジン内部の洗浄性能を高める効果があります。

エンジンオイル交換後は滑らかなエンジンフィールのお車となりました。

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ご用命いただいておりましたタイヤの交換を進めます。
タイヤを確認すると溝はまだまだ6mm以上(限度値1.6mm)と、問題ない状態だったのですが、
製造年が2016年となっており6年前のタイヤでした。
タイヤの状態はよくみると溝の間のいたるところにヒビが入っている状態となっています。
弊社では、タイヤは溝があっても今回の様な状態になってしまったり、
硬化してしまい本来の性能を発揮できなくなってしまう為、5年毎の交換をおすすめさせていただいております。

今回は、ミシュランのポルシェ認証タイヤ(Nマーク付)を取り寄せ前後タイヤを交換させていただきました。
交換時にはタイヤ組付け前にホイール内部を清掃しエアバルブも新品に交換をさせていただいております。

弊社では、各メーカーの認証タイヤをご用意することもできますので、お気軽にお問合せ下さい。

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タイヤ交換後は、ホイールバランスを調整します。
弊社の使用しているバランサーはバランスウェイト取付箇所をレーザーで示すことができますので、
確実な位置への貼り付けが可能です。
また、スポーク裏にウェイトを貼り付けるなど、狙った箇所へのウェイトの貼り付けも可能です。

バランス調整後は車両へタイヤを取り付けロードテストを実施。
ロードテスト時に異常な振動等ないことを確認し、タイヤ交換作業完了となりました。

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最後に各整備箇所を清掃しながら再度確認。
お車のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。

ASTON MARTIN DB9 BOND EDITION エンジンオイル交換・エアクリーナー交換・チェックエンジンランプ 点灯 診断・修理

ASTON MARTIN DB9 BOND EDITION エンジンオイル交換・エアクリーナー交換・チェックエンジンランプ 点灯 診断・修理になります。

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お客様よりオイル交換とエアクリーナー交換のご依頼をいただきました。
初めてご来店のお客様だったのですが、珍しいBOND EDITIONという限定車でご来店いただきました。
また、ご来店時にメーター内にチェックエンジンランプ(エンジン警告灯)が点灯しており、
“ハイキシステム ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”
というメッセージが出ているとのことで、診断と修理のご依頼をいただきました。

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まずは、チェックランプの診断から進めていきます。
アストンマーティン純正テスタにて故障コードを読み出すとO2センサーの異常を示すコードの入力がありました。
O2センサーの異常コードといっても、断線や特性ずれといったO2センサー本体の異常の場合もあれば、
触媒の劣化や吸気ホースの異常などが起因して入力する場合もありますので、
全てのO2センサーの出力値を確認し、排気の状態を確認します。
波形を確認するとすべてのO2センサーの出力値が不安定な状態となっておりましたので、
O2センサーの劣化による内部不良と判断し、お客様へ状況をお伝えさせていただきました。

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お客様よりO2センサー交換の承認をいただきましたので、早速交換作業を進めていきます。
弊社ではO2センサーやイグニッションコイルなどの部品は常に在庫しておりますので、基本的には即対応可能です。
※タイミングにより在庫切れとなることがございます。

DB9やVanquish、Rapideなどの12気筒エンジンは1台につき8本のO2センサーを使用しており、今回は全てのセンサーを交換していきます。
交換後は、ロードテストを行い再度O2センサーの波形を監視し、正常となっていることを確認しチェックランプの修理完了となりました。

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元々ご用命いただいていたエアクリーナー交換の作業に移行します。
アストンマーティンの12気筒エンジンのエアクリーナーは吸気による外側の汚れだけでなく、
エンジン内部からの吹き返しにより、内側から汚れてしまい詰まってしまいますので、定期的な点検と交換が必要となります。

吸気による埃などの乾いた汚れであれば、ある程度は空気を吸入することができるのですが、
吹き返しによる液体による汚れは空気を吸入することが難しく、吸入空気量が著しく不足することとなります。

今回も吹き返しによる汚れがあり、エアクリーナーの半分程が使えない状態となってしまっていました。
エアクリーナーを取り外すとBOXの接続部から液体が垂れてきてしまっており、エアクリーナー内部にも垂れていました。

組付け時はエアクリーナーを交換するだけではなく、ダクト内やエアクリーナーBOXなど、
各部を清掃しながら組み付けを行わせていただいております。

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エンジンオイルの交換をさせていただきました。
12気筒エンジンのオイルフィルター交換は色々とコツがあるのですが、
特に左ハンドル車はステアリングコラムシャフトとの関係でオイルフィルターの取り外しが右ハンドルより狭く、
スロットルボディーを取り外す必要があります。
スロットルボディーとインレットマニホールドの間にはOリングがついておりますので、
オイルフィルター交換時にはこちらも純正の新品へ交換をさせていただいております。

こういった部品を再使用し組付けてしまうと、オイル交換後しばらくしてチェックランプが点灯するなど、
別の不具合を招きかねませんので、確実な作業が必要となります。

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最後に各整備箇所を再度確認し、お客様の元へお車をお返しさせていただきました。
この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。