ASTON MARTIN DB11 ブレーキ鳴き 修理 (前後鳴き止め施工・リアブレーキパッド交換・リアブレーキローター研磨)になります。
お客様よりブレーキ鳴きが気になるとのことで、確認と改善のご依頼をいただきました。
ロードテストを行うと冷間時からリアブレーキより鳴きの発生を確認。
フロントからはロードテストの際にはブレーキ鳴きの症状は出ませんでした。
早速車両をリフトに入れ、ホイールを取り外しブレーキの状態を確認します。
フロントブレーキパッドの残量は交換時期とまではいかない状態。
リアブレーキパッドは残量が約3mmとアストンマーティンの純正ブレーキパッドでは交換をおすすめする残量となっておりました。
こちらのブログでは何度かアストンマーティンのブレーキパッドについて紹介しているのですが、
DB11も例外ではなく、残量が4.5mm~4.0mm以下になると、真鍮のピンが摺動面に出てきてしまい、
ブレーキローターに線傷をついてしまい傷めてしまいます。
そのままの状態でしばらく走ってしまうと、ローター研磨でも対応できずローター交換となってしまいますので、
純正パッドをお使いの場合は注意が必要です。
上の写真は今回取り外した純正ブレーキパッドになります。
よく見ると摺動面に真鍮のピンの頭が確認できます。(写真の赤丸で示した部分)
この真鍮のピンがローターに押し当てられてローターを傷めてしまう原因となります。
今回はローターに致命的なダメージはありませんでしたが、摩耗が進んでおりましたので、
リアブレーキパッド交換の他にリアローターの研磨も併せておすすめさせていただきました。
車両をブレーキパッド交換モードにし、
ブレーキキャリパーなどを取り外し、ローターまで取り外していきます。
ローター取り外し後はローター研磨を実施。
ローター研磨はディスク面の研磨だけでなく、取り付け部の簡易的な再塗装も行わせていただいておりますので、
研磨作業後は新品の様な綺麗な見た目となります。
復元時には、ただ組み付けるだけではなく、
このタイミングにしかできないバックプレートやブレーキパッドを固定するためのハードウェアの
清掃や給油をしながら組み付けを行っていきます。
今回は弊社オリジナルのブレーキパッドを使用。
純正と比較すると価格もお安く、ブレーキのタッチ等、違和感なく使用していただける仕様となっており、
また、純正よりも低ダストタイプとなっておりますので、
ホイールなどが汚れにくくおすすめのブレーキパッドとなっております。
フロントブレーキについては、一度ブレーキパッドを取り外し、
ブレーキパッドに面取りや鳴き止めのケミカルを使用し施工。
各部清掃しながら組み付けさせていただきました。
各部作業完了後は、組み付けのチェックを行い、ロードテストを実施。
ブレーキ鳴きが発生しないことや、ブレーキの効きやタッチに異常がないことも確認し作業完了となりました。
DB11はブレーキ鳴きのお問合せを多くいただきます。
正直同じことをしても個体差もある為、完全には鳴きやまない場合もあるのですが、
対策をすることで元々の状態よりも改善することはできますので、お悩みの際はお気軽にお問合せください。
この度はご依頼誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN V8 Vantage N430 12ヵ月点検整備・チェックエンジンランプ 点灯 診断 修理・ブレーキ鳴き点検になります。
お客様より12ヵ月点検のご依頼と、チェックエンジンランプ点灯の修理、ブレーキ鳴き点検のご依頼をいただきました。
まずはチェックランプを確認します。
イグニッションをONにするとメーター上に”ハイキシステム ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”のメッセージが表示され、
チェックエンジンランプも点灯している状態となっておりました。
早速アストンマーティン純正テスターにて故障コードの読み出しを行います。
故障コードを読み出すと、O2センサーの不良を示すコードの入力がありましたので、
O2センサーの出力値波形を確認。
上流側のセンサーは波形の乱れはそこまでないものの、
センサーのレスポンスがやや低下しており、波形のピッチが広くなってしまっています。
また、下流側も少し不安定な波形となっていることが判明しましたので、
お客様へO2センサー全数の交換のお見積りをご案内し、交換させていただくこととなりました。
O2センサーは在庫品にて交換作業をすすめていきます。
同じV8 Vantageでも年式によりレイアウトが変更となっており使われているO2センサーにも種類があります。
N430の場合はV8 Vantageの中でも最も交換スペースが狭い車両となっておりますので、
センサーに無理な力が掛からないよう、慎重に作業を進めます。
すべてのO2センサー交換後は、チェックランプは当然消灯し、
波形も整ったきれいな波形となりました。
ブレーキ鳴きが気になるとのことで点検をさせていただきました。
ロードテストにてリアブレーキより鳴きを確認しましたので、
リアブレーキパッドの状態を確認させていただくと、摩耗が進んでおりました。
(純正パッドは摩材固定用のピンがローターにダメージを与えてしまう為、残量4mmで交換をおすすめしております。)
この状態で面取りなどの鳴き止め処理をすることも可能は可能なのですが、
すぐに交換時期となってしまう為、今回は弊社オリジナルブレーキパッドへの交換にて対応させていただきました。
交換時はただ交換するだけでなく、給油などはもちろん各部の清掃をしながら組み付けていきます。
交換後はブレーキ鳴き改善され安心して乗っていただける状態となりました。
弊社のオリジナルブレーキパッドは、純正よりも価格はお安く、
ブレーキのフィーリングも違和感のないものとなっておりますので、
大変おすすめの商品となっております。
オリジナルブレーキパッドについて不明な点等ありましたら、お気軽にお問合せください。
今回は12ヵ月点検にてお預かりさせていただいておりますので、
各部の状態を点検していきます。
エンジンルームでは、エンジンオイルや冷却水、ブレーキフルードを目視だけでなく、
それぞれに対応した測定器を使用し状態を確認します。
バッテリーは、電圧だけでなく負荷がかかった状態での内部容量の測定などを行い、
状態を確認します。
今回は特に劣化や不具合はありませんでしたので、測定のみとなりましたが、
点検は不具合がないことをお客様へお伝えし安心して乗っていただくということも重要です。
エアクリーナーも点検します。
この頃のアストンマーティンのエアクリーナーはエンジンルーム内ではなく、
ヘッドライトの下あたりのスペースについている為、
状態の確認にはリフトアップが必要となります。
弊社では点検や車検時には必ず確認をさせていただいておりますが、
場所が場所だけに長年確認されていないであろうお車が入庫されることも多いのが現状です。
今回は距離も少なく綺麗な状態でしたので、清掃のみで完了となりました。
※点検時のエアクリーナーの点検と清掃は点検料に含まれております。
点検完了後には、再度整備箇所の確認をさせていただき、
バッテリーの充電等、各部コンディションを整え、お客様のもとへお車をお返しさせていただきました。
この度も整備のご依頼誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN V8 Vantage ツインプレートクラッチ化になります。
お客様よりV8 Vantageのクラッチをツインプレート化したいとのご用命をいただきましたので、
パーツを手配し取付作業を行わせていただきました。
クラッチ部品については、純正のツインプレートを流用するかたちとなりますので、
品質も純正クオリティとなり、大変おすすめなアップデートとなります。
早速作業に取り掛かっていきます。
クラッチ交換をするには、トランスミッションを車体から降ろしクラッチを取り外すイメージかと思いますが、
V8 Vantageの場合、トランスミッションはトランスアクスルとなり、車体の後ろ側に搭載されておりますので、
マフラーからとりはずしていき、トランスアクスルを降ろします。
その後、触媒や遮熱版、エキゾーストマニホールド等を取り外し、
プロペラシャフトとトルクチューブを取り外すと、ようやくクラッチカバーが見えます。
写真上段が今回取り外したクラッチカバー・クラッチプレート・フライホイールとなります。
今回摩耗で交換したわけではありませんので、クラッチプレートの残量は、
交換時期で交換する車両と比べると溝がしっかりと残っておりました。
そして、写真下段が今回取り付けるツインプレートタイプのクラッチキットとなります。
クラッチディスクはカバーと一体となり既に組み付けられていました。
見た目からもツインプレートのカバーの径は小さく、材質もアルミでできている為、大変軽量なつくりです。
重さが軸に集まっている印象で、見た目からもレスポンスの向上が期待できるものとなっていました。
早速組み付けといきたいところですが、
クラッチ周辺はクラッチダストが多く付着しておりますので、
先に清掃してから組み付け作業へと入ります。
清掃作業は意外と時間がかかりますが、このタイミングでしか清掃することができない為、
ブラシ等を使い綺麗にしておきます。
スレーブシリンダーをツインプレート用に交換します。
スレーブシリンダーはクラッチの断続をしている重要な部品ですが、
動きが渋くなると、クラッチフィールに直接影響する部品でもありますので、
クラッチ関連の部品交換時には同時交換がおすすめです。
また、今回はツインプレート化にあたり、アダプターも厚みの違う専用品へ交換しました。
いよいよクラッチキットを車体へ組み付けます。
フライホイールやクラッチカバーを固定する重要なボルトは新品へ交換。
カバー固定時にはきっちりとクラッチディスクのセンターを出して組みつけます。
取り外した各部品を組み付けていきます。
クラッチとは一見関係ないようなエキゾースト関連のガスケットなども、
再使用はおすすめできませんので、純正の新品へと交換します。
今回はミッションオイルの交換もご依頼いただきました。
ミッションオイル交換時には、ストレーナーやマグネット付きのドレンボルトに付着した汚れを綺麗に清掃し、
Oリングやガスケットなどの部品は新品へと交換し組み付けさせていただいております。
また、ミッションオイルについては、過去に色々と検証したのですが、
今のところアストンマーティン純正品が圧倒的にシフトフィールが良い為、
少しコストは高めではあるのですが、純正品のミッションオイルをおすすめさせていただいております。
組み付け後は、アストンマーティン純正テスターにて、
ASMフルードのエア抜きや、クラッチの学習、エンジン学習などを行います。
エンジン学習は走行しながら一定条件で学習させる必要がありますので、
ロードテストを行い作業完了となりました。
すべての学習完了後は、シングルプレートとは明らかに違うフィーリングとなりました。
クラッチフィールが滑らかになるだけでなく、エンジンのレスポンスも向上し、
さらに乗るのが楽しくなるお車となり、オーナー様にも喜んでいただけました。
費用も、シングルクラッチの交換+アルファという価格ですので、大変おすすめのメニューとなります。
この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN Rapide 12ヵ月点検整備になります。
お客様より12ヵ月点検のご依頼をいただきました。
先ずは機能チェックを実施。
灯火廻りやエアコンの作動など、普段お客様がお使いになられる機能が正常に作動することを確認。
アストンマーティン純正テスタにて故障コードを読み出し各モジュールの状態を点検します。
記録簿の内容に沿って各部の点検を行っていきます。
バッテリーは専用のテスターを使用し、電圧だけでなく、負荷をかけた状態での状態や内部容量を測定します。
今回は、バッテリーの状態は悪くなかったのですが、充電容量が低下しておりましたので、充電にて対応させていただきました。
また、ブレーキフルードや冷却水などの油脂類も目視だけでなく、専用の測定器を用いて点検をしていきます。
ブレーキフルードの状態は数字上では異常なかったのですが、
お客様へ汚れていることをお伝えしたところ、交換の承認をいただきましたので、
ブレーキフルードの交換をさせていただきました。
(写真の左側が抜いたフルード・右側が新品フルードになります。)
ブレーキフルードは走行距離だけでなく、保管状態などにより吸湿してしまい、
性能が低下してしまいますので、2年(車検)毎の交換をおすすめしております。
エアクリーナーを点検すると、オイルの吹き替えしにより汚れてしまっており、
清掃では対応できない状態となっておりましたので、交換をさせていただきました。
交換時にはエアクリーナーボックス内部の清掃も行い復元させていただいております。
エアクリーナーが詰まってしまいますと、燃費の悪化や出力低下の原因となります。
また、そのまま放置してしまいますと、チェックランプの点灯の原因ともなりますので、
定期的なメンテナンスが必要です。
エンジンオイルの交換歴が1年前でしたので交換をさせていただきました。
今回は走行距離は前回交換時よりあまり進んでおりませんでしたので、
オイルフィルターは交換せず、オイルのみの交換とさせていただきました。
(写真の左が今回抜いたエンジンオイル・右が新品のエンジンオイルになります。)
エンジンオイルは前回交換より走行距離が少ない場合でも、エンジン内部で酸化してしまい、
十分な性能が発揮できなくなってしまいますので、1年毎の交換をおすすめしております。
普段お客様では中々掃除することが難しいホイールの内側を清掃させていただき取付。
車両をリフトから降ろします。
ワイパーの拭きが悪く、拭きムラがでてしまっておりましたので、ワイパーリフィールの交換をさせていただきました。
交換後は拭きムラもなくスムーズな拭き取りとなりました。
最後にメーター内に点検時期を知らせるサービスインターバルを純正テスタにてリセット。
エンジンルームの清掃やバッテリーの状態など各部のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。
この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。
ランボルギーニ アヴェンタドール LP780-4 ウルティマエ パワークラフト マフラー交換になります。
お客様よりパワークラフト社のハイブリッドエキゾーストマフラーの取付の依頼をいただきました。
今回はレーシングストレートキャタライザーの取付もご依頼いただきましたので、
ストレートキャタライザーとO2シュミレーターの取付も併せて行わせていただくこととなりました。
純正マフラーを取り外していきます。
テールレンズやリアバンパーを慎重に取り外し、マフラー本体を取り外します。
その後は純正のキャタライザーを取り外します。
純正のキャタライザー取り外しの際は、オイルホースやエアコンパイプなどを取り外す必要があります。
エアコンガスは最新のR-1234yfが使用されておりますので、TEXA 780Rにてガスの抜き取りを行い、
充填時にはクリーニング後ガスを充填します。
弊社では最新のエアコンガスであるR-1234yfのエアコンのメンテナンスにも対応しておりますので、
修理やメンテナンスもお任せ下さい。
新しく取り付けるレーシングストレートキャタライザーには、遮熱の為にサーモバンテージを丁寧に巻いていきます。
その後センサー類を純正キャタライザーより移植し車両へ取り付けます。
同時進行でレーシングストレートキャタライザーへ変更している為、ラムダシュミレーターも取付ます。
ラムダシュミレーターの取付時には、はただ取り付けるだけではなく、
熱などの影響を受けないように配慮し、配線などの見た目もきれいに取付させていただいております。
いよいよメインのマフラーを取り付けていきます。
一度遮熱板を取り付けずに仮付けをし、各部のクリアランス等を確認。
再度取り外し、純正マフラーから遮熱板を移植していきます。
折角の綺麗なマフラーが見えなくなって残念な気もするのですが、
遮熱板を取り付けないと熱の影響でバンパーなどが変形してしまう可能性がある為、
取り付けが必要となります。
最後にバンパーやテールレンズなど外装品を取り付け。
ロードテストにてバルブの作動や異音、チェックランプの点灯などないことを確認し作業完了となりました。
マフラー交換後はバルブを任意で開閉できるようになりましたので、
バルブを閉めている時は静かに、開くと迫力あるエキゾーストノートとなりました。
この度も、ご依頼誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN Virage 12か月点検整備・ATF漏れ 修理・チェックエンジンランプ 点灯 診断・修理になります。
お客様より12か月点検とメーター内に”ハイキシステム ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”というメッセージが出ている
とのことで、修理のご依頼をいただきました。
アストンマーティン純正テスタにて診断を行うと、エンジンコントロールユニットにO2センサーの出力値の異常に関するコードの入力がありました。
純正テスタの別の機能を使用し、O2センサーの出力値の確認を行うと、波形が乱れており、上下流共にO2センサー本体の不良が確認できましたので、お客様へ状況を説明させていただき、O2センサーの交換をさせていただくこととなりました。
アストンマーティンの12気筒エンジンは上流と下流を合わせると全部で8本のO2センサーを使用しております。
波形の状態によっては、上流側だけや、片バンク側だけの交換で問題ない場合もあるのですが、
今回は全センサーのレスポンス低下や特性のズレが確認されましたので、全数の8本を交換させていただきました。
交換後は波形のレスポンスもよくなり、安定した出力値へと変化。
チェックランプの再点灯もなくなり修理完了となりました。
また、点検作業を進めていると、下回り点検時にクーリングファンの下にあるスポンジが湿っておりました。
ダクト等をとりはずし確認すると、ATFがATクーラーより漏れてきてしまっていることが判明。
最近はVirageや後期のDB9でATクーラーからの漏れが増えてきている印象です。
こちらもお客様へ状況をお伝えし、大事に至る前に交換をさせていただくこととなりました。
※ATクーラーからのオイル漏れを放置するとトランスミッションの故障に直接繋がってしまいますので、早めの修理が必要です。
ATクーラーの交換を進めます。
ATクーラーはラジエターの下に取り付けられており、交換時にはラジエターを取り外す必要があります。
ATクーラー交換時には併せてフィードとリターンのホースも新品へ交換。
交換後はATFの交換と既定の油温にてレベル調整を実施。
ロードテストを行い漏れや変速の異常がないことを確認し作業完了となりました。
LEDのサイドリピーター(ウィンカー)が半分点灯しなくなってしまっていましたので、交換をさせていただきました。
今回の症状もよくある症状のひとつなのですが、この様な状態ですと保安基準不適合となり、車検にも通りませんので、
早めの交換が必要となります。
助手席のドアが保持できなくなっておりましたので、ドアダンパーの交換をさせていただきました。
ドアダンパーは徐々に劣化しますので、性能が低下していることに気づきにくいのですが、
交換すると乗り降りが楽になり、お客様に喜んでいただけることが多い部分のひとつです。
弊社では、日頃からアストンマーティンを多く整備させていただいておりますので、
性能が低下した部分の見極めもお任せ下さい。
12か月点検にてご入庫いただいておりましたので、
各油脂類やバッテリーの状態、下回りやブレーキなどを点検させていただき、
オイル等必要な消耗品の交換をさせていただきました。
最後に各整備箇所を再度点検し、異常なコードの再入力等ないことを確認。
メーター内に点検時期を知らせるサービスインターバル(テイキ テンケンノジキ)の表示をリセット。
バッテリー充電等、お車のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。
この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。
ポルシェ 911(997) エンジンオイル交換・タイヤ交換・ステアリングディスプレイ コーディングになります。
お客様よりエンジンオイルの交換とタイヤ交換、ステアリングのディスプレイが点灯しないとのことで、コーディングの依頼をいただきました。
まずはステアリングディスプレイの作動を確認。
スポーツモードにしてもディスプレイは点灯しませんでしたので、
車両設定を確認させていただくと、ディスプレイの機能はない状態(非装着)に設定されていました。
元々ディスプレイ付きのステアリングは純正で設定があるのですが、
オプション設定となる為、ステアリングを交換するだけではディスプレイの機能は使用できません。
今回は、ポルシェ純正テスタにてステアリングディスプレイの設定を変更させていただき、
変更後はモード切替に対応した表示がされるようになりました。
エンジンオイルの交換をさせていただきました。
エンジンオイルにはワコーズ社のS-FVを添加。
こちらの添加剤は、エンジンオイルの油膜を強化しエンジン内部を保護する性能の向上と、
汚れを取り込む性能をアップすることで、エンジン内部の洗浄性能を高める効果があります。
エンジンオイル交換後は滑らかなエンジンフィールのお車となりました。
ご用命いただいておりましたタイヤの交換を進めます。
タイヤを確認すると溝はまだまだ6mm以上(限度値1.6mm)と、問題ない状態だったのですが、
製造年が2016年となっており6年前のタイヤでした。
タイヤの状態はよくみると溝の間のいたるところにヒビが入っている状態となっています。
弊社では、タイヤは溝があっても今回の様な状態になってしまったり、
硬化してしまい本来の性能を発揮できなくなってしまう為、5年毎の交換をおすすめさせていただいております。
今回は、ミシュランのポルシェ認証タイヤ(Nマーク付)を取り寄せ前後タイヤを交換させていただきました。
交換時にはタイヤ組付け前にホイール内部を清掃しエアバルブも新品に交換をさせていただいております。
弊社では、各メーカーの認証タイヤをご用意することもできますので、お気軽にお問合せ下さい。
タイヤ交換後は、ホイールバランスを調整します。
弊社の使用しているバランサーはバランスウェイト取付箇所をレーザーで示すことができますので、
確実な位置への貼り付けが可能です。
また、スポーク裏にウェイトを貼り付けるなど、狙った箇所へのウェイトの貼り付けも可能です。
バランス調整後は車両へタイヤを取り付けロードテストを実施。
ロードテスト時に異常な振動等ないことを確認し、タイヤ交換作業完了となりました。
最後に各整備箇所を清掃しながら再度確認。
お車のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。
この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN DB9 BOND EDITION エンジンオイル交換・エアクリーナー交換・チェックエンジンランプ 点灯 診断・修理になります。
お客様よりオイル交換とエアクリーナー交換のご依頼をいただきました。
初めてご来店のお客様だったのですが、珍しいBOND EDITIONという限定車でご来店いただきました。
また、ご来店時にメーター内にチェックエンジンランプ(エンジン警告灯)が点灯しており、
“ハイキシステム ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”
というメッセージが出ているとのことで、診断と修理のご依頼をいただきました。
まずは、チェックランプの診断から進めていきます。
アストンマーティン純正テスタにて故障コードを読み出すとO2センサーの異常を示すコードの入力がありました。
O2センサーの異常コードといっても、断線や特性ずれといったO2センサー本体の異常の場合もあれば、
触媒の劣化や吸気ホースの異常などが起因して入力する場合もありますので、
全てのO2センサーの出力値を確認し、排気の状態を確認します。
波形を確認するとすべてのO2センサーの出力値が不安定な状態となっておりましたので、
O2センサーの劣化による内部不良と判断し、お客様へ状況をお伝えさせていただきました。
お客様よりO2センサー交換の承認をいただきましたので、早速交換作業を進めていきます。
弊社ではO2センサーやイグニッションコイルなどの部品は常に在庫しておりますので、基本的には即対応可能です。
※タイミングにより在庫切れとなることがございます。
DB9やVanquish、Rapideなどの12気筒エンジンは1台につき8本のO2センサーを使用しており、今回は全てのセンサーを交換していきます。
交換後は、ロードテストを行い再度O2センサーの波形を監視し、正常となっていることを確認しチェックランプの修理完了となりました。
元々ご用命いただいていたエアクリーナー交換の作業に移行します。
アストンマーティンの12気筒エンジンのエアクリーナーは吸気による外側の汚れだけでなく、
エンジン内部からの吹き返しにより、内側から汚れてしまい詰まってしまいますので、定期的な点検と交換が必要となります。
吸気による埃などの乾いた汚れであれば、ある程度は空気を吸入することができるのですが、
吹き返しによる液体による汚れは空気を吸入することが難しく、吸入空気量が著しく不足することとなります。
今回も吹き返しによる汚れがあり、エアクリーナーの半分程が使えない状態となってしまっていました。
エアクリーナーを取り外すとBOXの接続部から液体が垂れてきてしまっており、エアクリーナー内部にも垂れていました。
組付け時はエアクリーナーを交換するだけではなく、ダクト内やエアクリーナーBOXなど、
各部を清掃しながら組み付けを行わせていただいております。
エンジンオイルの交換をさせていただきました。
12気筒エンジンのオイルフィルター交換は色々とコツがあるのですが、
特に左ハンドル車はステアリングコラムシャフトとの関係でオイルフィルターの取り外しが右ハンドルより狭く、
スロットルボディーを取り外す必要があります。
スロットルボディーとインレットマニホールドの間にはOリングがついておりますので、
オイルフィルター交換時にはこちらも純正の新品へ交換をさせていただいております。
こういった部品を再使用し組付けてしまうと、オイル交換後しばらくしてチェックランプが点灯するなど、
別の不具合を招きかねませんので、確実な作業が必要となります。
最後に各整備箇所を再度確認し、お客様の元へお車をお返しさせていただきました。
この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。
ABARTH 595 エアロパーツ取付・低ダストブレーキパット 交換になります。
お客様より、リップスポイラーとフォグライトカバーの取付、低ダストブレーキパッド交換のご依頼をいただきました。
エアロパーツの取付を行っていきます。
今回は”THREE HUNDRED”製のカーボンパーツ取付ということで、
クオリティーが高く、特別な加工等なくきっちりと取付が完了しました。
取り付け後はスポーティーな印象のルックスとなりました。
低ダストブレーキパッドの交換依頼もいただきましたので、お客様と相談しディクセル製のブレーキパッドへ交換。
フロントから交換作業を進めていきます。
今回はローターを交換しないため、鳴きがでにくいよう、
パッド交換時には適切な面取りや鳴き止めのケミカルの塗布など鳴き止めを対策を行い組付けていきます。
ブレーキパッドを取り外し新しいパッドを取り付けていきます。
ブレーキパッド交換時にはただ取り外して組付けるだけでなく、各部の給油やブレーキ周りの清掃を行いながら組付けていきます。
リアブレーキパッドも同様に交換作業をさせていただきました。
最後にせっかく低ダストブレーキへ交換をさせていただきましたので、
ホイールの裏側も清掃をさせていただき取付させていただきました。
この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。
☆弊社では、超音波によるホイール洗浄機を完備しており、ホイール洗浄やホイールコーティングの施工も行っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
ASTON MARTIN DBS Volante メーター表示不良 ミラーが勝手に開閉する ウィンカー点灯しない 診断・修理
お客様より、メーターの一部のチェックランプのみ点灯してしまい。
スピード表示やギアポジションの表示、水温計、燃料計などがすべて動かず、
走行中にミラーが勝手に開閉してしまったり、ウィンカーが点灯しなくなるとのことで修理のご依頼をいただきました。
(上のメーターの写真はエンジンが掛かっている状態です。)
アストンマーティン純正テスタにて診断しようとすると、
ほとんどのモジュールの通信ができず、故障コードの読み込みができない状態となっておりました。
読み込めないモジュールを整理すると、Low Speed CANの通信でつながっているモジュールが、
全て通信できない状態となっていることがわかりましたので、
Low CANのモジュールを疑っていき、各モジュールを診断していくと、
CRM(Convertible Roof Module)という、幌の開閉を管理しているモジュールが故障していることがわかりました。
早速お客様へ状況をお伝えし、CRMの交換にて進めさせていただくこととなりました。
CRMを取り外し交換作業を進めます。
取り外したモジュールと今回取り付けるモジュールは品番は同じなのですが、サプライヤーが変更となっていました。
CRMは、ただ交換をするだけでは作動しない為、アストンマーティン純正テスタにて、
リフラッシュ(書き換え)作業をする必要があります。
交換、リフラッシュ後は、すべての機能が復帰し、その他のモジュールとの通信も可能となり、修理完了となりました。
また、別件でお預かり時にナンバー灯が片方点灯しておりませんでしたので、修理をさせていただきました。
ナンバー灯を取り外すと、片側のバルブが内部不良により点灯しなくなっておりましたので、
バルブ交換にて対応をさせていただきました。
弊社では、ヘッドライトバルブやスモールランプ、ナンバー灯などのLED化も承っておりますので、
お気軽にお問合せ下さい。
その他、ご用命事項であった、幌の修理や、
シガーソケットが使えなくなっていたのでこちらも修理(ヒューズ切れ)をさせていただきました。
最後に、各整備箇所を再度確認し、バッテリーの充電などお車のコンディションを整えお返しさせていただきました。
この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。