OFFICIAL BLOG

公式ブログ

ASTON MARTIN V8 Vantage ツインプレートクラッチ化

ASTON MARTIN V8 Vantage ツインプレートクラッチ化になります。


お客様よりV8 Vantageのクラッチをツインプレート化したいとのご用命をいただきましたので、
パーツを手配し取付作業を行わせていただきました。

クラッチ部品については、純正のツインプレートを流用するかたちとなりますので、
品質も純正クオリティとなり、大変おすすめなアップデートとなります。

S__100925489.jpg

DSC02341_20240206142030573.jpg

DSC02345_202402061420305a6.jpg

DSC02356.jpg

DSC02349_20240206142035503.jpg

DSC02347_2024020614203387c.jpg

早速作業に取り掛かっていきます。
クラッチ交換をするには、トランスミッションを車体から降ろしクラッチを取り外すイメージかと思いますが、
V8 Vantageの場合、トランスミッションはトランスアクスルとなり、車体の後ろ側に搭載されておりますので、
マフラーからとりはずしていき、トランスアクスルを降ろします。
その後、触媒や遮熱版、エキゾーストマニホールド等を取り外し、
プロペラシャフトとトルクチューブを取り外すと、ようやくクラッチカバーが見えます。

DSC02360_202402061420458db.jpg
写真上段が今回取り外したクラッチカバー・クラッチプレート・フライホイールとなります。
今回摩耗で交換したわけではありませんので、クラッチプレートの残量は、
交換時期で交換する車両と比べると溝がしっかりと残っておりました。

そして、写真下段が今回取り付けるツインプレートタイプのクラッチキットとなります。
クラッチディスクはカバーと一体となり既に組み付けられていました。

DSC02363_20240206142045a4d.jpg
見た目からもツインプレートのカバーの径は小さく、材質もアルミでできている為、大変軽量なつくりです。
重さが軸に集まっている印象で、見た目からもレスポンスの向上が期待できるものとなっていました。

DSC02367_20240206142047935.jpg

DSC02371_202402061420500a7.jpg

DSC02354.jpg
早速組み付けといきたいところですが、
クラッチ周辺はクラッチダストが多く付着しておりますので、
先に清掃してから組み付け作業へと入ります。

清掃作業は意外と時間がかかりますが、このタイミングでしか清掃することができない為、
ブラシ等を使い綺麗にしておきます。

DSC02373_20240206142101afb.jpg

DSC02374_202402061421032c7.jpg

DSC02377_202402061421059ff.jpg
スレーブシリンダーをツインプレート用に交換します。
スレーブシリンダーはクラッチの断続をしている重要な部品ですが、
動きが渋くなると、クラッチフィールに直接影響する部品でもありますので、
クラッチ関連の部品交換時には同時交換がおすすめです。

また、今回はツインプレート化にあたり、アダプターも厚みの違う専用品へ交換しました。

DSC02381_20240206142106a41.jpg

DSC02383_20240206142108123.jpg

DSC02388_202402061421096a5.jpg
いよいよクラッチキットを車体へ組み付けます。
フライホイールやクラッチカバーを固定する重要なボルトは新品へ交換。
カバー固定時にはきっちりとクラッチディスクのセンターを出して組みつけます。

DSC02393_20240206142111b17.jpg

DSC02395_20240206142113dfb.jpg
取り外した各部品を組み付けていきます。
クラッチとは一見関係ないようなエキゾースト関連のガスケットなども、
再使用はおすすめできませんので、純正の新品へと交換します。

DSC02398_202402061421135ca.jpg

DSC02401_20240206142116ae8.jpg

DSC02402_202402061421169fd.jpg

DSC02406_20240206142119cdb.jpg

DSC02407.jpg

DSC02404_202402061421184df.jpg

DSC02408_20240206142122275.jpg

DSC02409.jpg
今回はミッションオイルの交換もご依頼いただきました。
ミッションオイル交換時には、ストレーナーやマグネット付きのドレンボルトに付着した汚れを綺麗に清掃し、
Oリングやガスケットなどの部品は新品へと交換し組み付けさせていただいております。

また、ミッションオイルについては、過去に色々と検証したのですが、
今のところアストンマーティン純正品が圧倒的にシフトフィールが良い為、
少しコストは高めではあるのですが、純正品のミッションオイルをおすすめさせていただいております。

DSC02412.jpg

DSC02417_202402061421319e6.jpg
組み付け後は、アストンマーティン純正テスターにて、
ASMフルードのエア抜きや、クラッチの学習、エンジン学習などを行います。
エンジン学習は走行しながら一定条件で学習させる必要がありますので、
ロードテストを行い作業完了となりました。

すべての学習完了後は、シングルプレートとは明らかに違うフィーリングとなりました。
クラッチフィールが滑らかになるだけでなく、エンジンのレスポンスも向上し、
さらに乗るのが楽しくなるお車となり、オーナー様にも喜んでいただけました。

費用も、シングルクラッチの交換+アルファという価格ですので、大変おすすめのメニューとなります。

この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。

年末年始休業のお知らせ

日頃よりYONEMOTORSをご利用いただき、誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら、下記の期間を年末年始の休業とさせていただきます。

ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

 

【池袋工場】

2023年12月29日(金) ~ 2024年 1月 4日(木)

 

【本社麻布ショールーム】

2023年12月30日(土) ~ 2024年 1月 3日(水)

 

本年中のご愛顧に心より御礼申し上げますとともに

来年も変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。

10月31日(火)臨時休業のお知らせ

日頃よりYONE MOTORSをご利用いただき、誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら2023年10月31日(火)は社内研修の為、麻布ショールームならびに池袋工場はお休みとさせていただきます。

ーーーーーーーーーーーーーー

10月30日(月) 通常営業

10月31日(火) 臨時休業

11月 1日(水) 通常営業

ーーーーーーーーーーーーーー

ご不便をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。

尚、11月1日(水)より通常営業いたします。

米自動車、イギリス・Twisted Group Limitedと国内独占代理店契約を締結

 

 

地球、そして私たちのために循環をデザインする「Circular Design for the Earth and Us」をパーパスに掲げ、大切なことにフォーカスして生きる人を増やすことを目指すバリュエンスホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:嵜本 晋輔、以下 当社)のグループ会社である株式会社米自動車(本社:東京都港区、代表取締役:米 武士、以下 米自動車)は、イギリス・ヨークシャーに本社を構えるTwisted Group Limited(本社:イギリス・ノースヨークシャー、Founder:チャールズ・フォーセット)と2023年8月17日(木)、国内独占代理店契約を締結いたしました。

  • 「ディフェンダー」をカスタマイズし再販するTwisted Group Limitedとの提携

当社グループは2011年の設立以降、ブランド品や骨董・美術品のリユース事業をビジネスの中核に置き、リユースの促進を通じて国内外でサーキュラーエコノミーの推進に注力してまいりました。2023年2月に、国内外の新車・中古車の販売、買取のほか、車検や点検などの整備サービスを自社工場にて行う米自動車を完全子会社化。これにより、バリュエンスジャパンが運営するブランド買取「なんぼや」でかねてより行っていた、自動車の取扱いにおいて、米自動車の持つto C販路を活用することで、買い取った自動車をお客様へ直接販売することが可能となりました。さらに強みである整備技術により、整備をしながらお客様に長く大切に乗り続けていただくことで、長期的な関係性を構築し、次の必要な人へつなげていくサーキュラーエコノミーの実現に貢献してまいりました。

この度、米自動車と国内独占代理店契約を締結したTwisted Group Limitedは、イギリス・ノースヨークシャー、ロンドンとアメリカ・テキサスに拠点を構える企業です。Twisted Group Limitedが日本市場に参入するのは今回が初となります。ディフェンダーを快適性、機能性、走破性を重視したカスタムや、最高の形とパフォーマンスを備えた状態に復元・再販するのみならずアップグレードし、Twistedブランドとして販売しています。当社グループが掲げるパーパス「Circular Design for the Earth and Us(“地球、そして私たちのために循環をデザインする”)」に共感いただいたことをきっかけに、国内独占代理店契約の締結に至りました。今後、Twistedブランドの車は2023年11月よりイギリス・ノースヨークシャーから順次輸送される予定で、長期的に提携を行なってまいります。

中古自動車をカスタムし再販を行うTwisted Group Limitedとの提携を通じて、自動車市場におけるサーキュラーエコノミーに貢献してまいります。また、当社では今後もさまざまなジャンル・分野においてリユースを通じて国内外でサーキュラーエコノミーの実現を目指して事業を加速させてまいります。

■Twisted Group Limited(https://www.twistedautomotive.com/)概要
・設立:1998 年
・Founder:チャールズ・フォーセット
・本社所在地:イギリス・ノースヨークシャー
・事業内容:1990 年代のディフェンダーをカスタム、復元、販売

■株式会社米自動車(https://www.yonemotors.jp/)概要
・設立:2013 年 5 月 1 日
・代表取締役:米 武士
・本社所在地:東京都港区東麻布 1-10-13 東麻布アネックスビル 1F
・事業内容:国内外の新車、中古車の販売、買取、車検、点検、自動車分解整備、板金塗装等

■バリュエンスホールディングス株式会社(https://www.valuence.inc/
・証券コード:9270(東証グロース市場)
・設立:2011 年 12 月 28 日
・代表取締役:嵜本 晋輔
・本社所在地:東京都港区南青山五丁目 6 番 19 号 MA5
・事業内容:グループ全体の経営・マネジメント強化、戦略立案・策定、企業価値の最大化

2023年夏季休業日のお知らせ

日頃よりYONE MOTORSをご利用いただき、誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら8月11日(金)~15日(金)は池袋工場を休業日とさせていただきます。

—————————–

●池袋工場

8月11日(金) 休業

8月12日(土) 休業

8月13日(日) 休業 (Fuji-1 GP 参戦)

8月14日(月) 休業

8月15日(火) 休業

—————————–

ご不便をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。

尚、8月16日(水)より通常営業いたします。

 

2023年GW休業日のお知らせ

日頃よりYONE MOTORSをご利用いただき、誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら5月3日(水)~5日(金)は全店休業日とさせていただきます。

—————————–

●麻布ショールーム

4月29日(土) 通常営業

4月30日(日) 通常営業

5月1日(月)  通常営業

5月2日(火)  通常営業

5月3日(水)  休業

5月4日(木)  休業

5月5日(金)  休業

5月6日(土)  通常営業

5月7日(日)  通常営業

—————————–

●多摩工場・池袋工場

4月29日(土) 休業

4月30日(日) 休業

5月1日(月)  通常営業

5月2日(火)  通常営業

5月3日(水)  休業

5月4日(木)  休業

5月5日(金)  休業

5月6日(土)  休業

5月7日(日)  休業

—————————–

ご不便をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。

尚、5月8日(月)より通常営業いたします。

 

ASTON MARTIN Rapide 12ヵ月点検整備

ASTON MARTIN Rapide 12ヵ月点検整備になります。


お客様より12ヵ月点検のご依頼をいただきました。
先ずは機能チェックを実施。
灯火廻りやエアコンの作動など、普段お客様がお使いになられる機能が正常に作動することを確認。
アストンマーティン純正テスタにて故障コードを読み出し各モジュールの状態を点検します。

DSC01693_20230209161537490.jpg

DSC01694_20230209161540bfd.jpg

DSC01706.jpg
記録簿の内容に沿って各部の点検を行っていきます。
バッテリーは専用のテスターを使用し、電圧だけでなく、負荷をかけた状態での状態や内部容量を測定します。
今回は、バッテリーの状態は悪くなかったのですが、充電容量が低下しておりましたので、充電にて対応させていただきました。

また、ブレーキフルードや冷却水などの油脂類も目視だけでなく、専用の測定器を用いて点検をしていきます。

DSC01707_2023020916155128f.jpg

DSC01708.jpg

DSC01709.jpg

DSC01715.jpg
ブレーキフルードの状態は数字上では異常なかったのですが、
お客様へ汚れていることをお伝えしたところ、交換の承認をいただきましたので、
ブレーキフルードの交換をさせていただきました。
(写真の左側が抜いたフルード・右側が新品フルードになります。)

ブレーキフルードは走行距離だけでなく、保管状態などにより吸湿してしまい、
性能が低下してしまいますので、2年(車検)毎の交換をおすすめしております。

DSC01698.jpg

DSC01702.jpg

DSC01704.jpg

DSC01705_202302091615496e9.jpg
エアクリーナーを点検すると、オイルの吹き替えしにより汚れてしまっており、
清掃では対応できない状態となっておりましたので、交換をさせていただきました。
交換時にはエアクリーナーボックス内部の清掃も行い復元させていただいております。

エアクリーナーが詰まってしまいますと、燃費の悪化や出力低下の原因となります。
また、そのまま放置してしまいますと、チェックランプの点灯の原因ともなりますので、
定期的なメンテナンスが必要です。

DSC01695.jpg

DSC01697_20230209161541c0d.jpg

DSC01717.jpg

エンジンオイルの交換歴が1年前でしたので交換をさせていただきました。
今回は走行距離は前回交換時よりあまり進んでおりませんでしたので、
オイルフィルターは交換せず、オイルのみの交換とさせていただきました。
(写真の左が今回抜いたエンジンオイル・右が新品のエンジンオイルになります。)

エンジンオイルは前回交換より走行距離が少ない場合でも、エンジン内部で酸化してしまい、
十分な性能が発揮できなくなってしまいますので、1年毎の交換をおすすめしております。

DSC01711_20230209161557d08.jpg

DSC01712_20230209161559bb1.jpg

DSC01710.jpg

DSC01713_20230209161600681.jpg
普段お客様では中々掃除することが難しいホイールの内側を清掃させていただき取付。
車両をリフトから降ろします。

DSC01718_20230209162635b54.jpg

DSC01719.jpg

DSC01720.jpg
ワイパーの拭きが悪く、拭きムラがでてしまっておりましたので、ワイパーリフィールの交換をさせていただきました。
交換後は拭きムラもなくスムーズな拭き取りとなりました。

S__98115652.jpg

DSC01723.jpg

DSC01724_20230209162644e1d.jpg

DSC01727_20230209162645d4f.jpg

S__98115650.jpg
最後にメーター内に点検時期を知らせるサービスインターバルを純正テスタにてリセット。
エンジンルームの清掃やバッテリーの状態など各部のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。

ランボルギーニ アヴェンタドール LP780-4 ウルティマエ パワークラフト マフラー交換

ランボルギーニ アヴェンタドール LP780-4 ウルティマエ パワークラフト マフラー交換になります。

DSC00126_202302021441206d6.jpg
お客様よりパワークラフト社のハイブリッドエキゾーストマフラーの取付の依頼をいただきました。
今回はレーシングストレートキャタライザーの取付もご依頼いただきましたので、
ストレートキャタライザーとO2シュミレーターの取付も併せて行わせていただくこととなりました。

DSC00049_20230202143818254.jpg

DSC00053_2023020214382056d.jpg

DSC00059.jpg
純正マフラーを取り外していきます。
テールレンズやリアバンパーを慎重に取り外し、マフラー本体を取り外します。

DSC00056.jpg

DSC00084.jpg
その後は純正のキャタライザーを取り外します。
純正のキャタライザー取り外しの際は、オイルホースやエアコンパイプなどを取り外す必要があります。
エアコンガスは最新のR-1234yfが使用されておりますので、TEXA 780Rにてガスの抜き取りを行い、
充填時にはクリーニング後ガスを充填します。
弊社では最新のエアコンガスであるR-1234yfのエアコンのメンテナンスにも対応しておりますので、
修理やメンテナンスもお任せ下さい。

DSC00060_20230202143827a10.jpg

DSC00075.jpg

DSC00089_20230202143846032.jpg

DSC00105_20230202144109784.jpg
新しく取り付けるレーシングストレートキャタライザーには、遮熱の為にサーモバンテージを丁寧に巻いていきます。
その後センサー類を純正キャタライザーより移植し車両へ取り付けます。

DSC00108_202302021441127e1.jpg

DSC00118_20230202144118613.jpg
同時進行でレーシングストレートキャタライザーへ変更している為、ラムダシュミレーターも取付ます。
ラムダシュミレーターの取付時には、はただ取り付けるだけではなく、
熱などの影響を受けないように配慮し、配線などの見た目もきれいに取付させていただいております。

DSC00123.jpg

DSC00127_202302021441352a8.jpg

DSC00130_202302021441395f0.jpg

DSC00133_20230202144141b97.jpg
いよいよメインのマフラーを取り付けていきます。
一度遮熱板を取り付けずに仮付けをし、各部のクリアランス等を確認。

再度取り外し、純正マフラーから遮熱板を移植していきます。
折角の綺麗なマフラーが見えなくなって残念な気もするのですが、
遮熱板を取り付けないと熱の影響でバンパーなどが変形してしまう可能性がある為、
取り付けが必要となります。

DSC00146_2023020214414167e.jpg

DSC00150_20230202144142b84.jpg

S__97976339.jpg
最後にバンパーやテールレンズなど外装品を取り付け。
ロードテストにてバルブの作動や異音、チェックランプの点灯などないことを確認し作業完了となりました。

マフラー交換後はバルブを任意で開閉できるようになりましたので、
バルブを閉めている時は静かに、開くと迫力あるエキゾーストノートとなりました。

この度も、ご依頼誠にありがとうございました。

ASTON MARTIN Virage 12か月点検整備・ATF漏れ 修理・チェックエンジンランプ 点灯 診断・修理

ASTON MARTIN Virage 12か月点検整備・ATF漏れ 修理・チェックエンジンランプ 点灯 診断・修理になります。

DSC00698_20221221112842793.jpg

お客様より12か月点検とメーター内に”ハイキシステム ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”というメッセージが出ている
とのことで、修理のご依頼をいただきました。

DSC09094_202212211129097ce.jpg

S__97509392.jpg
アストンマーティン純正テスタにて診断を行うと、エンジンコントロールユニットにO2センサーの出力値の異常に関するコードの入力がありました。
純正テスタの別の機能を使用し、O2センサーの出力値の確認を行うと、波形が乱れており、上下流共にO2センサー本体の不良が確認できましたので、お客様へ状況を説明させていただき、O2センサーの交換をさせていただくこととなりました。

DSC00741_2022122111284577c.jpg

S__97509398.jpg

DSC00793.jpg

S__97509397.jpg

S__97509391.jpg
アストンマーティンの12気筒エンジンは上流と下流を合わせると全部で8本のO2センサーを使用しております。
波形の状態によっては、上流側だけや、片バンク側だけの交換で問題ない場合もあるのですが、
今回は全センサーのレスポンス低下や特性のズレが確認されましたので、全数の8本を交換させていただきました。

交換後は波形のレスポンスもよくなり、安定した出力値へと変化。
チェックランプの再点灯もなくなり修理完了となりました。

DSC09115.jpg

DSC09117_20221221113016cb2.jpg
また、点検作業を進めていると、下回り点検時にクーリングファンの下にあるスポンジが湿っておりました。
ダクト等をとりはずし確認すると、ATFがATクーラーより漏れてきてしまっていることが判明。
最近はVirageや後期のDB9でATクーラーからの漏れが増えてきている印象です。

こちらもお客様へ状況をお伝えし、大事に至る前に交換をさせていただくこととなりました。

※ATクーラーからのオイル漏れを放置するとトランスミッションの故障に直接繋がってしまいますので、早めの修理が必要です。

S__97509393.jpg

S__97509395.jpg

DSC00839_202212211130242a7.jpg

DSC00893.jpg

DSC00914_20221221113030f4e.jpg
ATクーラーの交換を進めます。
ATクーラーはラジエターの下に取り付けられており、交換時にはラジエターを取り外す必要があります。
ATクーラー交換時には併せてフィードとリターンのホースも新品へ交換。
交換後はATFの交換と既定の油温にてレベル調整を実施。
ロードテストを行い漏れや変速の異常がないことを確認し作業完了となりました。

DSC00922_2022122111304298f.jpg

DSC00938_20221221113044d6a.jpg

DSC00940_2022122111304914a.jpg
LEDのサイドリピーター(ウィンカー)が半分点灯しなくなってしまっていましたので、交換をさせていただきました。
今回の症状もよくある症状のひとつなのですが、この様な状態ですと保安基準不適合となり、車検にも通りませんので、
早めの交換が必要となります。

DSC00939_20221221113046d2d.jpg
助手席のドアが保持できなくなっておりましたので、ドアダンパーの交換をさせていただきました。
ドアダンパーは徐々に劣化しますので、性能が低下していることに気づきにくいのですが、
交換すると乗り降りが楽になり、お客様に喜んでいただけることが多い部分のひとつです。
弊社では、日頃からアストンマーティンを多く整備させていただいておりますので、
性能が低下した部分の見極めもお任せ下さい。

DSC09104.jpg

DSC09119.jpg

DSC09103.jpg

DSC09123_20221221113314d50.jpg

DSC00339.jpg
12か月点検にてご入庫いただいておりましたので、
各油脂類やバッテリーの状態、下回りやブレーキなどを点検させていただき、
オイル等必要な消耗品の交換をさせていただきました。

DSC09092_202212211133248e8.jpg

DSC01003.jpg

S__97509390_20221228180315b31.jpg
最後に各整備箇所を再度点検し、異常なコードの再入力等ないことを確認。
メーター内に点検時期を知らせるサービスインターバル(テイキ テンケンノジキ)の表示をリセット。
バッテリー充電等、お車のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。

ポルシェ 911(997) エンジンオイル交換・タイヤ交換・ステアリングディスプレイ コーディング

ポルシェ 911(997) エンジンオイル交換・タイヤ交換・ステアリングディスプレイ コーディングになります。


お客様よりエンジンオイルの交換とタイヤ交換、ステアリングのディスプレイが点灯しないとのことで、コーディングの依頼をいただきました。

S__97140788.jpg

DSC00186_20221111154451175.jpg

S__97140789.jpg

S__97140790.jpg
まずはステアリングディスプレイの作動を確認。
スポーツモードにしてもディスプレイは点灯しませんでしたので、
車両設定を確認させていただくと、ディスプレイの機能はない状態(非装着)に設定されていました。

元々ディスプレイ付きのステアリングは純正で設定があるのですが、
オプション設定となる為、ステアリングを交換するだけではディスプレイの機能は使用できません。
今回は、ポルシェ純正テスタにてステアリングディスプレイの設定を変更させていただき、
変更後はモード切替に対応した表示がされるようになりました。

S__97140792.jpg

DSC00195_20221111154452d4b.jpg

DSC00199_2022111115445548c.jpg
エンジンオイルの交換をさせていただきました。
エンジンオイルにはワコーズ社のS-FVを添加。
こちらの添加剤は、エンジンオイルの油膜を強化しエンジン内部を保護する性能の向上と、
汚れを取り込む性能をアップすることで、エンジン内部の洗浄性能を高める効果があります。

エンジンオイル交換後は滑らかなエンジンフィールのお車となりました。

DSC00201.jpg

DSC00202_20221111154457c86.jpg

S__97140791.jpg

DSC00212.jpg

DSC00216.jpg

DSC00210.jpg

DSC00211.jpg

DSC00217.jpg
ご用命いただいておりましたタイヤの交換を進めます。
タイヤを確認すると溝はまだまだ6mm以上(限度値1.6mm)と、問題ない状態だったのですが、
製造年が2016年となっており6年前のタイヤでした。
タイヤの状態はよくみると溝の間のいたるところにヒビが入っている状態となっています。
弊社では、タイヤは溝があっても今回の様な状態になってしまったり、
硬化してしまい本来の性能を発揮できなくなってしまう為、5年毎の交換をおすすめさせていただいております。

今回は、ミシュランのポルシェ認証タイヤ(Nマーク付)を取り寄せ前後タイヤを交換させていただきました。
交換時にはタイヤ組付け前にホイール内部を清掃しエアバルブも新品に交換をさせていただいております。

弊社では、各メーカーの認証タイヤをご用意することもできますので、お気軽にお問合せ下さい。

DSC00219.jpg

DSC00222_20221111154518c3c.jpg

DSC00223.jpg

DSC00241.jpg
タイヤ交換後は、ホイールバランスを調整します。
弊社の使用しているバランサーはバランスウェイト取付箇所をレーザーで示すことができますので、
確実な位置への貼り付けが可能です。
また、スポーク裏にウェイトを貼り付けるなど、狙った箇所へのウェイトの貼り付けも可能です。

バランス調整後は車両へタイヤを取り付けロードテストを実施。
ロードテスト時に異常な振動等ないことを確認し、タイヤ交換作業完了となりました。

S__97140787.jpg
最後に各整備箇所を清掃しながら再度確認。
お車のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。