ARCHIVE-

記事一覧

ASTON MARTIN V8 Vantage チェックランプ 点灯 診断・修理 (DSC警告)・風切り音 修理

ASTON MARTIN V8 Vantage チェックランプ 点灯 診断・修理 (DSC警告)・風切り音 修理になります。

DSC02186_20220121184542a45.jpg

DSC02187_20220121184543e16.jpg
お客様よりDSCの警告灯が点灯し、メーター内にメッセージが出ているとのことで、修理のご依頼をいただきました。
お車を確認すると、、、
“DSC ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”
“トラクションコントロール イチジ オフ”
というメッセージが交互に表示されており、DSCの異常を示す警告灯も点灯してしまっていました。

S__94036241.jpg

DSC02189_202201211845171b7.jpg
早速アストンマーティン純正テスタにて故障コードを読み取ると、ブレーキのモジュールにステアリングの角度や車両の姿勢を検知するセンサーとの異常を示すコードが入力されていました。

純正テスタ内の各センサーの値をリアルタイムに読み込む機能を使用し、ステアリングの角度と車両の姿勢を検知するセンサーの値を確認。
ステアリングアングルは正常に読み取れていたのですが、車両の姿勢を検知するヨーレートセンサーはとても低い数値で固定されてしまっていることがわかりました。

DSC02191.jpg

DSC02193.jpg

DSC02197_20220121184509865.jpg

DSC02195_20220121184443346.jpg
センターコンソール周りを分解し、ヨーレートセンサーの取り付け状態を確認。
センサーを取り外し、コネクターのピンの状態や配線の抵抗値などを測定し問題がないことを確認し復元しました。

DSC02198.jpg

DSC02199.jpg

DSC02216_202201211845413f8.jpg

DSC02215_2022012118453506c.jpg
復元後、ボディー関連のモジュールを一度全てリセットし、再学習を実施。
実施後はセンサーの出力値も正常に戻り、メーター内の警告も点灯しなくなりDSC警告の修理完了となりました。

DSC02208.jpg

DSC02207_20220121184533455.jpg

DSC02210.jpg

DSC02212.jpg

DSC02213_20220121184538f60.jpg
また、走行中に風切り音がするということで修理のご用命をいただいておりましたので、
ロードテストを行い現象を確認。
左の窓の高さが低いことで、ボディーとの隙間ができてしまっており、風切り音が発生していることがわかりましたので、
窓の高さを調整させていただき、風切り音も改善され快適にドライブしていただけるお車となりました。

DSC02214.jpg

S__94036243.jpg
最後にバッテリーの充電などお車のコンディションを整えお客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。